31. X-MON 更新履歴 3.0.0 - 3.2.2

※Ver 3.3.0 以降の更新履歴は こちら「 X-MON 更新履歴 3.3.0 - 」 です。

31.1. X-MON 3.2.2

Release:2016/01/28

31.1.1. 新機能・改善内容

31.1.1.1. かんたん監視登録機能

簡易な監視設定の登録を一括で行う機能です。
X-MON を初めてお使いのお客様向けの機能となりますが、操作に慣れているお客様にも登録作業の負荷を軽減する機能としてご利用いただけます。
詳しい登録方法は「 かんたん監視登録マニュアル 」をご参照ください。

31.1.1.2. 監視テスト機能

サービスの作成・編集画面にて、監視のテスト実行を行う機能です。
サービス登録前に入力内容の確認を行うことができます。
以下のボタンをクリックすると、その時点で「サービス監視用コマンド」欄に入力されている内容でテスト実行が行われます。

322_monitoring_test_1 322_monitoring_test_2

本機能は、下記コマンドでは非対応となります。
非対応のコマンド選択時には「監視テスト実行」ボタンは表示されません。

コマンドグループ

コマンド名称

Hyper-V監視

Hyper-V ゲストストレージデバイス(エラー)監視
Hyper-V ゲストストレージデバイス(読み取り/書き込み)監視
Hyper-V 仮想スイッチ受信量監視
Hyper-V 仮想スイッチ送信量監視
Linux/Unix系リソース監視
(SNMPv1,v2対応)
CPU監視
CPU監視(コア数分割)
TRAFFIC監視
TRAFFIC監視(複数インターフェイス合計)
Linux/Unix系リソース監視
(SNMPv3対応)
CPU監視(認証)
CPU監視(認証暗号化)
CPU監視(コア数分割/認証)
CPU監視(コア数分割/認証暗号化)
TRAFFIC監視(認証)
TRAFFIC監視(認証暗号化)
TRAFFIC監視(複数インターフェイス合計 認証)
TRAFFIC監視(複数インターフェイス合計 認証暗号化)

SNMP監視(v1,v2対応)

SNMPカウンター値監視(1軸)
SNMPカウンター値監視(2軸)
SNMPカウンター値監視(3軸)

SNMP監視(v3対応)

SNMPカウンター値監視(1軸/認証)
SNMPカウンター値監視(1軸/認証暗号化)
SNMPカウンター値監視(2軸/認証)
SNMPカウンター値監視(2軸/認証暗号化)
SNMPカウンター値監視(3軸/認証)
SNMPカウンター値監視(3軸/認証暗号化)

ログ監視

ログ監視
NRPE経由でのログ監視

VMware監視

VMware物理NIC受信量監視
VMware物理NIC送信量監視
VMware仮想スイッチ受信量監視
VMware仮想スイッチ送信量監視

Webサービス監視

Webコンテンツ改ざん監視
Webコンテンツ改ざん監視(一括監視)

Windowsリソース監視

SNMPによるWindowsTRAFFIC監視
WMIによるWindowsイベントログ監視
WMIによるWindowsイベントログ監視(自動復旧)

監視サポートコマンド

ダミープラグイン(ステータスを任意のものに更新)

任意

監視プラグイン設定で登録されたコマンド

31.1.1.3. X-MONサーバファイル参照機能

X-MONサーバ上のファイルを管理画面にて表示、ダウンロードができる機能です。
本機能は以下のユーザ権限のユーザのみ使用可能となります。
・システム管理者
・運用責任者
システム情報画面に表示される以下のボタンをクリックします。

322_file_1

以下の画面に遷移しますので、取得したいファイルを選択してください。

322_file_2

本バージョンでは、以下のファイルが取得可能となっています。
・X-MONログ
・TRAPログ
・ステータスファイル
「ファイル選択」欄のボタンをクリックすると、取得したファイルの一覧が表示されます。

322_file_3

上記の「表示」「ダウンロード」ボタンをクリックすると、該当ファイルの表示とダウンロードができます。
「X-MONログ」については、ファイル名の日付が実際のログの内容より1日多くなりますのでご注意ください。
各「ファイル名称」にマウスオーバーすると、以下のように日付が表示されます。

322_file_4

以下、「表示」ボタンクリック後の画面になります。

322_file_5

表示する行数が大きくなるとサーバへの負荷がかかるため、管理画面での表示は100行目までとなっています。
それ以降の確認は、ファイルをダウンロードして行ってください。

31.1.1.4. Hyper-V監視 WindowsServer2012R2対応

WindowsServer2012R2環境のHyper-V監視が可能になりました。
設定の登録方法などは従来と変更ありません。

31.1.1.5. VMware 監視 vSphere6 対応

vSphere6環境にて、下記監視プラグインが対応していませんでしたが、本バージョンより監視可能になりました。
・VMware仮想スイッチ受信量監視
・VMware仮想スイッチ送信量監視

31.1.1.6. SNMPサービス一括作成 サービスID初期値設定の追加

SNMPサービス一括作成に、「サービスID(英数字)初期値設定」項目が追加されました。
これにより 半角英数字以外のインタフェース名称が指定されている項目の、サービスIDの初期値が空白となる状態が起こらなくなりました。

322_snmp_1

■ 「インタフェース名称」を選択した場合のサービスID初期値
・監視サービス(TRAFFICなど)の後ろに「_」+インタフェース名称を付与
・インタフェース名称に含まれるサービスIDに入力不可の文字(半角英数字および「.」「-」「_」以外)は「_」に置き換えられる

322_snmp_2

■ 「インタフェース番号」を選択した場合のサービスID初期値
・監視サービス(TRAFFICなど)の後ろに「_ifIndex」+インタフェース番号を付与

322_snmp_3

31.1.2. 不具合の修正

31.1.2.1. 管理機能

  • ドキュメント管理で、Microsoft Edgeにてファイルをダウンロードした際にファイル名が誤った形で出力される

31.2. X-MON 3.2.1

Release:2016/01/12

31.2.1. 不具合の修正

31.2.1.1. 監視設定

  • WMIによるWindows時刻監視プラグインにて「接続アカウント名」にドメインユーザ(「\」を含むアカウント名)を指定すると、WMIの値が取得できない

31.2.1.2. 表示関連

  • SNMPサービス一括作成画面で、ホストにSNMP情報が登録されていない場合に表示される事前準備画面にて「戻る」ボタンを押すと「サービス一覧」画面へ遷移せず、エラー画面が表示される

31.3. X-MON 3.2.0

Release:2015/11/25

31.3.1. 新機能・改善内容

31.3.1.1. SNMP サービス一括作成機能

SNMP を利用した監視サービスをホストへ一括で登録する機能を追加しました。
「監視パッケージ」「CSV 設定一括変更」などのように、ホストへのサービス登録作業を緩和する機能としてご利用いただけます。
本機能は SNMPv1 および v2c へ対応しております。
機能を利用するにあたり、まずはサービスを登録したいホストを選択する必要があります。
「ホスト管理」へ遷移します。

320_snmp_service_1

SNMP設定を行ったホストを選択し、「サービス一覧」画面まで遷移した後、「SNMP サービス一括作成」ボタンをクリックします。

320_snmp_service_2

「SNMP サービス監視の作成」画面へ遷移すると以下の項目が表示されます。

ホスト ID

SNMP サービス監視を追加したいホストかご確認ください。

SNMP ポート番号

SNMP サービスのポート番号を指定しまう。

機器種別

対象ホストに該当する種別を選択します。

サービス監視用コマンド

登録したいサービス監視用コマンドを選択します。選択したコマンドの情報入力を次ページにて行います。

320_snmp_service_3

対象サービス情報の検索中は「次へ」ボタンが「Working...」に変化します。
対象機器や選択したコマンド数によっては、次の画面へ進むまでしばらく時間がかかる場合があります。
検索が終わり次第、自動的に画面が切り替わりますのでしばらくお待ちください。
登録できるサービスと取得してきた参考値などが表示されます。

320_snmp_service_4

サービス選択と「サービスID」入力後「確認」ボタンをクリックする事で確認画面へ遷移します。
内容に問題が無ければ「作成」または「作成と承認」ボタンをクリックします。

320_snmp_service_5

ネットワーク機器でインターフェース数が多い場合や、ホストの登録台数が多い場合などにご利用いただけると便利な機能になっています。

31.3.1.2. snmpwalk 実行機能

X-MON 管理画面上より snmpwalk コマンドの実行を行えるようになりました。
そのため、監視設定を行う際の OID の確認に SSH クライアントを利用する必要がなく、簡単に確認ができるようになりました。
本機能は SNMPv1 および v2c へ対応しております。
管理者メニュー「snmpwalk 実行」をクリックするか、「ホスト管理」よりサービス一覧画面へ遷移します。

320_snmpwalk_1 320_snmpwalk_2

snmpwalk 実行 ... 管理画面から snmpwalk コマンドの実行を行います。
snmpwalk 実行履歴 ... 実行した snmpwalk コマンドの履歴を表示します。

320_snmpwalk_3

必要な情報を全て入力し snmpwalk を実行する準備が整った場合、「情報の表示」ボタンをクリックします。

320_snmpwalk_4

指定した内容により発行したコマンドと、実行結果を表示します。
対象機器と「SNMP OID」の指定内容によっては、結果の表示に時間がかかります。

320_snmpwalk_5

実行したコマンドと結果は、「snmpwalk 実行履歴」画面に新しいものから順に 10 件表示されます。

320_snmpwalk_6

確認したいコマンドをクリックすると、結果が表示されます。

320_snmpwalk_7

「ダウンロード」ボタンより、実行コマンドおよび結果を txt 形式でダウンロードすることができます。
履歴画面では結果は 100 行目までしか表示されませんので、それ以降を確認したい場合などは、ファイルをダウンロードしてご確認ください。

31.3.1.3. AWS 監視プラグイン追加

以下の AWS 監視プラグインが追加されました。
各プラグインの詳細については「 AWS監視リファレンス 」をご確認ください。
EC2
・ 累積 CPU クレジット数監視
・ 消費 CPU クレジット数監視
・ ステータスチェック結果監視
・ インスタンスステータスチェック結果監視
・ システムステータスチェック結果監視
ELB
・ インスタンス接続エラー数監視
・ 保留リクエスト数監視
・ 拒否リクエスト数監視
RDS
・ 送信トラフィック監視
・ 受信トラフィック監視
・ 累積 CPU クレジット数監視
・ 消費 CPU クレジット数監視
・ バイナリログデータ量監視
・ 未処理の DISK リクエスト数監視
・ レプリケーション遅延監視
S3
・ バケット使用量監視
・ オブジェクト数監視

31.3.1.4. WMI による Windows 時刻監視

WMI による Windows 時刻監視が追加されました。
Ver3.1.0 までをご利用の場合、対象 Windows サーバに NSClient を導入いただくことで時刻の監視を行っていましたが、本バージョンより WMI での監視も行えるようになりました。
監視設定をする際に必要な項目は、以下になります。
・Windows サーバへの接続に必要なアカウント名とパスワード
・時刻のズレを確認するための NTP サーバ
・障害をあげる場合のしきい値

320_windows_1

WMI での対象 Windows サーバの時刻取得と、NTP サーバの時刻取得が正しく行われた場合、差引した結果を監視に利用します。
Windows サーバの設定時刻が NTP サーバより 10 秒早くても 10 秒遅くても、監視結果としては 10 秒のズレが発生している、となります。

320_windows_2

31.3.1.5. NRPE 監視の RHEL/CentOS 7 系対応

RHEL/CentOS 7 系のサーバに対して NRPE 監視が行えるようになりました。
X-MON の ISO イメージファイルの中に格納される「x-mon-nrpe」の rpm パッケージについて、RHEL/CentOS 7 系に対応したものを追加しております。こちらを監視対象サーバへ適用し、監視を行ってください。
導入方法の詳細につきましては「 NRPE導入マニュアル 」をご確認ください。

31.3.1.6. SNMP 監視のポート番号指定対応

SNMP を利用した監視プラグインにて、SNMP ポート番号の指定が可能となりました。
「161」以外の任意の番号を指定いただくことができます。

320_snmp_port

なお、アップデート前から登録されているサービスに関しては「161」となります。

31.3.1.7. ページ遷移フォームの表示箇所変更

「管理者メニュー > ホスト管理」などの一覧画面に表示されるページ遷移フォームの表示箇所を、一覧の上部と下部両方へ変更しました。

320_page_1 320_page_2

31.3.2. 不具合の修正

31.3.2.1. 監視設定

  • SNMPを利用した監視プラグインで、設定されたOIDの末尾にスペースが存在する場合、監視結果の値が0となる

31.3.2.2. 表示関連

  • ログイン直後のダッシュボード画面で、パフォーマンスグラフの「ホスト ID」および「サービス ID」が表示されていない

  • 簡易レポート画面で、指定した「月」を+1すると存在しない日付(例1/29→2/29)となる場合に、エラーが出力される

  • カスタムグラフ画面で「Internet Explorer」を使用しグラフ情報を変更して「更新」ボタンをクリックしても、画面のリロードをしなければグラフが更新されない

  • 「ホスト情報」または「サービス情報」画面のリンクからエスカレーション設定へ遷移した際に、「戻る」ボタンで元の画面に戻れない

31.3.2.3. 管理機能

  • コメント画面にてコメント登録後に画面をリロードすると、コメントが重複して登録される

  • サービス管理の「監視パッケージの新規作成」ボタンをクリックして作成した監視パッケージにおいて、「SNMP 認証パスワード」に「SNMP 認証ユーザ名」が挿入される

31.3.2.4. X-MON API

  • hosts.addを使用してホストを登録した際に、指定した監視パッケージにて登録されているサービスエスカレーションが登録されない

31.4. X-MON 3.0.12

Release:2015/07/29

31.4.1. 新機能・改善内容

31.4.1.1. Windows サーバ再起動コマンド

ホストエスカレーション設定・サービスエスカレーション設定で利用する "Windowsサーバ再起動コマンド" を新たに追加いたしました。
※このコマンドは Ver3.1.0に含まれています。
新たに追加いたしました再起動コマンドは、以下の OS にも対応しております。
・Windows Server 2012 R2
・Windows 8.1
コマンドのダウンロードは「ヘルプ - 高度な設定 - エスカレーションコマンド一覧」よりお願いいたします。
また、コマンドの利用にあたりオプションの調整を行う場合、「ヘルプ - 高度な設定 - エスカレーションコマンド一覧」をご確認ください。

31.4.2. 不具合の修正

※この不具合修正は Ver3.1.0に含まれています。

31.4.2.1. 監視設定

  • カウンター値を使用する監視プラグインで、カウンター値がリセットされた場合に正しい監視結果が取得できない

    • ※ カウンター値に関しては こちらのFAQ をご参照ください。

    • 影響する監視プラグインは以下の表ごご確認ください。

Hyper-V 監視

Hyper-V 仮想スイッチ受信量監視
Hyper-V 仮想スイッチ送信量監視
Hyper-V ゲストストレージデバイス(エラー)監視
Hyper-V ゲストストレージデバイス(読み取り/書き込み)監視
Linux/Unix 系リソース監視
(SNMPv1,v2 対応)
CPU 監視
CPU 監視(コア数分割)
TRAFFIC 監視
TRAFFIC 監視(複数インターフェイス合計)
Linux/Unix 系リソース監視
(SNMPv3 対応)
CPU 監視(認証)
CPU 監視(認証暗号化)
CPU 監視(コア数分割/認証)
CPU 監視(コア数分割/認証暗号化)
TRAFFIC 監視(認証)
TRAFFIC 監視(認証暗号化)
TRAFFIC 監視(複数インターフェイス合計 認証)
TRAFFIC 監視(複数インターフェイス合計 認証暗号化)

SNMP監視(v1,v2対応)

SNMPカウンター値監視(1軸)
SNMPカウンター値監視(2軸)
SNMPカウンター値監視(3軸)

SNMP監視(v3対応)

SNMPカウンター値監視(1軸/認証)
SNMPカウンター値監視(1軸/認証暗号化)
SNMPカウンター値監視(2軸/認証)
SNMPカウンター値監視(2軸/認証暗号化)
SNMPカウンター値監視(3軸/認証)
SNMPカウンター値監視(3軸/認証暗号化)

VMware監視

VMware物理NIC受信量監視
VMware物理NIC送信量監視
VMware仮想スイッチ受信量監視
VMware仮想スイッチ送信量監視

31.4.2.2. 表示関連

  • Google Chrome (バージョン 43.0.2357 以降) にて、ネットワークマップ検出のマップが表示されない

  • Google Chrome (バージョン 43.0.2357 以降) にて、マップの「ネットワークマップ ツリー表示」「ネットワークマップ ドリルダウン表示」「ロケーションマップ」が表示されない

  • 各種設定表示にて「ユーザ」ページ、表内の「ユーザ権限」項目クリックによる検索の結果が空になる

31.5. X-MON 3.1.0

Release:2015/07/22

31.5.1. 新機能・改善内容

31.5.1.1. LDAP 認証機能

LDAP サーバと連携し、LDAP サーバに登録されているアカウントを利用して X-MONにログインできる機能です。
■ 対象 LDAP サーバ
Linux OS では、open-ldap での動作確認を実施しております。
Windows OS につきましては、下記 OS の Active Directory にて動作確認を実施しております。
・Windows Server 2008
・Windows Server 2008 R2
・Windows Server 2012
・Windows Server 2012 R2
31.5.1.1.1. LDAP サーバ管理
管理者メニュー > その他設定 > LDAPサーバ管理
LDAPサーバの情報を登録する画面です。

310_ldap_1

■ 新規登録・編集
“新規登録” ボタンをクリックすると、LDAPサーバの作成画面へと遷移します。
また、 “詳細表示” ボタンより各サーバの詳細表示画面へ遷移後に “編集” ボタンをクリックすると、登録済みのLDAPサーバの編集画面へと遷移します。
こちらでLDAPサーバの情報をご登録ください。

310_ldap_2

入力したLDAPサーバの情報で通信ができるかどうかの確認として、テストログインを行うことができます。
アカウントとパスワードを入力し、 “テストログイン” ボタンを押すと、入力されているLDAPサーバとアカウントの情報でログインを試みた結果が出力されます。

310_ldap_3

こちらの項目は、ログインのテストを行うためのものとなりますので、何も入力しなくてもLDAPサーバの登録は行うことができます。
■ ユーザの一括登録
選択したLDAPサーバからアカウントの一覧を取得し、一括で登録を行う機能となります。
“LDAPサーバ管理” 画面の “ユーザの一括登録” ボタンをクリックすると、以下の画面が表示されます。

310_ldap_4

チェックボックスを選択した “LDAPサーバアカウント” を認証先とするユーザを、入力された “ユーザID” 、 “ユーザ権限” 、 “閲覧対象ホストグループ” にて一括で作成します。
31.5.1.1.2. ユーザ管理
管理者メニュー > ユーザ管理
ユーザの作成、編集時の項目として “認証方式” 項目が新たに追加されました。
“認証方式” の選択肢は以下になります。
  • X-MONローカル認証

    • X-MONに登録されたパスワードを元にログインを行う従来の認証方式です。“パスワード” を指定する必要があります。

  • LDAPサーバ認証

    • LDAPサーバのアカウントを使用してログインを行う認証方式です。“LDAPサーバ” 、 “LDAPサーバアカウント” を指定する必要があります。

  • ログインを許可しない

    • こちらを選択したユーザはログインが不可になります。※ エスカレーション設定のメール通知などは行われます。

310_ldap_5

“認証方式” 項目内の “アカウント一覧表示” ボタンをクリックすると、選択しているLDAPサーバからアカウント一覧を取得し、別ウィンドウにて表示します。

310_ldap_6

■ ユーザ整合性チェック
登録されているLDAPサーバに存在しないアカウントを認証先としているユーザが登録されていないか確認を行う機能です。
例えば、LDAPサーバにてアカウントの削除を行った後に、X-MON側で整理を行いたい際などにご利用いただけます。
不要なユーザはチェックボックスを選択した状態で “削除” または “削除と承認” ボタンをクリックすることで削除することができます。

310_ldap_7

31.5.1.2. アップデート内容通知機能

X-MONを新バージョンへとアップデートした際に、X-MON内にてアップデートによる追加・変更をお伝えする機能です。
こちらに表示される内容は最低限の簡易的な内容となりますので、詳細なアップデート内容や過去バージョンでのアップデート内容に関しては、X-MON 更新履歴(本ページ)をご確認ください。
ダッシュボード画面右上部に、電球のアイコンが点滅した状態で表示されます。
こちらをクリックするとポップアップウィンドウにてアップデート内容が表示されます。

310_update_1

アップデート内容について確認を終えたら、 “アップデート内容を確認しました” と書かれたチェックボックスにチェックを入れた状態で “閉じる” ボタンを押してください。

310_update_2

“アップデート内容を確認しました” を選択した場合は、以後、電球のアイコンが点滅せずに半透明の状態で表示されるようになります。
アップデート内容の確認の完了・未完了は、ユーザごとに管理されます。

31.5.1.3. Windowsサーバ再起動コマンド

ホストエスカレーション設定・サービスエスカレーション設定で利用する "Windowsサーバ再起動コマンド" を新たに追加いたしました。
新たに追加いたしました再起動コマンドは、以下の OS にも対応しております。
・Windows Server 2012 R2
・Windows 8.1
コマンドのダウンロードは「ヘルプ - 高度な設定 - エスカレーションコマンド一覧」よりお願いいたします。
また、コマンドの利用にあたりオプションの調整を行う場合、「ヘルプ - 高度な設定 - エスカレーションコマンド一覧」をご確認ください。

31.5.1.4. エスカレーション設定 改修

・管理者メニュー > ホスト管理 > ホストエスカレーション設定
・管理者メニュー > ホスト管理 > サービス設定 > サービスエスカレーション設定
・管理者メニュー > 監視パッケージ管理 > 監視パッケージ設定 > サービスエスカレーション設定
エスカレーション設定画面の改修を行いました。
画面表示の改修のみとなり、エスカレーション機能自体に変更はございませんので、アップデート以前に登録された設定に関しては引き続きご利用いただけます。
■ エスカレーション設定画面の表示
Ver3.1.0より前のエスカレーション設定では、設定入力用のフォームのみが表示され、設定内容をフォームにて確認する形でした。
・Ver3.1.0より前のサービスエスカレーション設定画面

310_escalation_1

新しいエスカレーション設定では、設定入力用のフォームとは別に設定内容を表示する画面を用意し、設定内容の確認をより視覚的に行いやすいよう変更をいたしました。
・X-MON3.1.0のエスカレーション設定画面

310_escalation_2

■ 表示順切り替え
“表示順切り替え” のセレクトボックスの値を変更すると、エスカレーション設定の表示順が変更されます。
セレクトボックスの値には、以下がございます。
実行タイミング順 … エスカレーションの実行開始タイミングの昇順で並び替えます。実行開始タイミングが同じ場合は、さらに実行の回数の昇順で並べます。
実行内容順 … エスカレーションの実行内容によって並び替えます。
更新順 … エスカレーションの設定の更新された順に並び替えます。新しく更新されたものほど下に表示され、従来の表示順と同じになります。また、更新日時と更新したユーザが追加で表示されます。
   ※ Ver3.1.0 へのアップデート以前に登録されたエスカレーション設定については、更新日時と更新ユーザは表示されません。

310_escalation_3

■ エスカレーション設定変更画面
エスカレーション設定の追加・編集・削除を行うためのフォームです。
“エスカレーション設定” ボタンまたは各エスカレーション設定表示ボックス内の歯車マークのアイコンをクリックすると、ポップアップウィンドウにて表示されます。

310_escalation_4

以下、設定画面です。

310_escalation_5

“追加” ボタンを押すと新しくフォームが追加され、 “削除” ボタンを押すと該当のフォームが削除されます。
入力した内容を登録する際は、 “設定” または “設定と承認” ボタンをクリックしてください。

31.5.2. 不具合の修正

31.5.2.1. 監視設定

  • カウンター値を使用する監視プラグインで、カウンター値がリセットされた場合に正しい監視結果が取得できない

    • ※ カウンター値に関しては こちらのFAQ をご参照ください。

    • 影響する監視プラグインは以下の表ごご確認ください。

Hyper-V 監視

Hyper-V 仮想スイッチ受信量監視
Hyper-V 仮想スイッチ送信量監視
Hyper-V ゲストストレージデバイス(エラー)監視
Hyper-V ゲストストレージデバイス(読み取り/書き込み)監視
Linux/Unix 系リソース監視
(SNMPv1,v2 対応)
CPU 監視
CPU 監視(コア数分割)
TRAFFIC 監視
TRAFFIC 監視(複数インターフェイス合計)
Linux/Unix 系リソース監視
(SNMPv3 対応)
CPU 監視(認証)
CPU 監視(認証暗号化)
CPU 監視(コア数分割/認証)
CPU 監視(コア数分割/認証暗号化)
TRAFFIC 監視(認証)
TRAFFIC 監視(認証暗号化)
TRAFFIC 監視(複数インターフェイス合計 認証)
TRAFFIC 監視(複数インターフェイス合計 認証暗号化)

SNMP監視(v1,v2対応)

SNMPカウンター値監視(1軸)
SNMPカウンター値監視(2軸)
SNMPカウンター値監視(3軸)

SNMP監視(v3対応)

SNMPカウンター値監視(1軸/認証)
SNMPカウンター値監視(1軸/認証暗号化)
SNMPカウンター値監視(2軸/認証)
SNMPカウンター値監視(2軸/認証暗号化)
SNMPカウンター値監視(3軸/認証)
SNMPカウンター値監視(3軸/認証暗号化)

VMware監視

VMware物理NIC受信量監視
VMware物理NIC送信量監視
VMware仮想スイッチ受信量監視
VMware仮想スイッチ送信量監視

31.5.2.2. 表示関連

  • Google Chrome (バージョン 43.0.2357 以降) にて、ネットワークマップ検出のマップが表示されない

  • Google Chrome (バージョン 43.0.2357 以降) にて、マップの「ネットワークマップ ツリー表示」「ネットワークマップ ドリルダウン表示」「ロケーションマップ」が表示されない

  • 各種設定表示にて「ユーザ」ページ、表内の「ユーザ権限」項目クリックによる検索の結果が空になる

31.6. X-MON 3.0.11

Release:2015/05/19

31.6.1. 新機能・改善内容

31.6.1.1. IPアドレス/FQDN の登録条件変更

ホスト管理の“IP アドレス / FQDN” 項目における FQDN の入力チェックの条件を一部変更いたしました。
変更前: 先頭文字は半角英字である必要がある (RFC1035 準拠)
変更後: 先頭文字は半角英数字である必要がある(RFC1123 準拠)

31.6.2. 不具合の修正

31.6.2.1. 監視設定

  • syslog 監視にて、式ベースフィルター設定時、プライオリティ"warning" を検知するよう設定しても正しく検知されない

  • syslog 監視にて、式ベースフィルター設定時、ファシリティ、プライオリティを対象にした場合 "より大きい" "より小さい" を設定しても正しく検知されない

    • 大小の扱いについては、code 番号を指しています。
      例えば、「プライオリティ (4) WARN より大きい」 を指定している場合、(5) NOTICE、(6) INFO、(7) DEBUG が検索条件の対象となります。
  • VMware 仮想スイッチ受信量監視、VMware 仮想スイッチ送信量監視にて、監視結果として受け取るまでに、仮想スイッチの台数分の回数チェックを行う必要がある

    • (例) 仮想スイッチ 6 台の総量の監視を監視間隔 5 分で登録した場合
      修正前: 最初のチェックから 30 分後に総量を監視結果として受け取る
      修正後: 最初のチェックから 5 分後に総量を監視結果として受け取る

31.6.2.2. 表示関連

  • Internet Explorer 11 にて マップの “ネットワークマップ ツリー表示” および “ロケーションマップ” が表示されない

  • 管理者メニュー "syslog 管理" 通知条件の設定画面内 "フィルター" 項目に "プロパティベースフィルター" の設定項目と "式ベースフィルター" の設定項目、両方が表示されている

31.6.2.3. 管理機能

  • ホスト設定一括変更にて、 “親ホスト” 項目の値でホストの親子関係に矛盾がある場合、“親ホスト” 項目のチェックボックスを選択していないにも関わらずエラーが出力される

  • SNMP TRAP 管理画面で、“MIB 一覧” にて登録に失敗した MIB ファイルの情報が保持され、その後正常に登録される MIB ファイルの情報に追加する形で登録される

    • こちらの不具合の影響として、一度登録に失敗した MIB ファイルの OID が他の MIB 内に登録され、新たに登録しようとすると OID 重複によるエラーが表示されるといった可能性がございます。
      OID 重複によるエラー内に、重複している MIB ファイル名が表示されるようになりましたので、万が一 OID の重複が発生した場合は、お手数ですが表示された MIBファイルを一度削除し再登録いただくといった対応をお願いいたします。

3011_mib

31.7. X-MON 3.0.10

Release:2015/01/07

31.7.1. 新機能・改善内容

31.7.1.1. 各種設定表示

"各種設定表示" 画面をより使い易い機能になるよう見直しました。
新たな機能は以下になります。
・項目の表示/非表示切り替え機能
・Excel ファイルでの設定情報エクスポート機能
・設定情報の検索機能

3010_config_1

新たな機能を利用する場合、"操作" ボタンをクリックし、操作パネルを開きます。

3010_config_2

31.7.1.1.1. 項目の示表示/非表切り替え機能
操作パネル内に "項目の表示/非表示" 項目が存在します。
表示したい項目にチェックを入れることで項目の表示非表示を切り替えることが可能です。
確認したい項目が定まっている場合絞りこんでいただくことで設定情報を比較する際、便利な機能となります。

3010_config_3

■ 本項目が表示される設定表示画面
項目の表示/非表示切り替え機能は、設定項目数の多い以下 3 画面でのみ表示を行います。
・ホスト
・サービス
・ユーザ
■ 全項目の表示非表示を切り替えたい場合
"項目の表示/非表示" 内に "□ 全項目" を用意しております。
こちらの "全項目" にチェックを入れていただくことで全項目の表示非表示を瞬時に切り換えることが可能です。
「全項目中、この項目だけ除外したい。」「全項目中、この項目だけ表示したい。」場合に、"全項目" を操作していただいた後、各項目に対しチェックの操作をしていただくと便利です。

3010_config_4

31.7.1.1.2. Excel ファイルでの設定情報エクスポート機能
操作パネル内に "ファイルエクスポート" 項目が存在します。
件数が多くページャを挟んでしまい確認が難しい場合、一括で情報を取得できるエクセル出力機能をご利用ください。
※ 一部の項目(セキュリティを考慮する項目)に関しましては、●●●●●●●● とマスキングを行った状態で表示を行います。

3010_config_5

■ マスキングされたパスワード関連を隠さず出力したい場合
[ EXCEL ダウンロード ] ボタンの下に「マスキングされたパスワード関連を隠さず出力」のチェック項目を用意しております。
※ この項目は、以下のユーザ権限にしか表示されません。
システム管理者 / 運用責任者
この項目にチェックを入れた場合、ホストタブの以下項目のマスキングが解除されます。
・SNMP 認証設定 認証パスワード
・SNMP 認証設定 暗号化パスワード
・WMI 認証設定 パスワード
・AWS 設定 AWS シークレットキー
■ 全ての設定情報ではなく一部の情報のみ出力したい場合
[ EXCEL ダウンロード ] ボタンの下に「検索したホスト情報のみを出力」のチェック項目を用意しております。
※ この項目は、以下の画面にしか表示されません。
ホスト / サービス
この項目にチェックを入れた場合、検索条件に該当する設定情報のみ出力します。
その場合、全てのタブの設定情報は出力されず、検索を行ったホスト または サービスのシートのみを出力します。
例 1 ) ホストタブにて、以下の条件で [ EXCEL ダウンロード ]
・"ホストの検索" 項目:ホスト ID ⇒ MON
・"ファイルエクスポート" 項目:検索したホスト情報のみを出力 ⇒ チェック有
出力内容:
ホスト ID に「MON」を含む全てのホスト情報を出力
他のシートに関しては出力しない。
例 2 ) ホストタブにて、以下の条件で [ EXCEL ダウンロード ]
・"ホストの検索" 項目:ホスト ID ⇒ MON
・"ファイルエクスポート" 項目:検索したホスト情報のみを出力 ⇒ チェック無
出力内容:
検索条件に影響されず、全てのホスト情報を出力
他のシートに関しても全て出力します。
31.7.1.1.3. 設定情報の検索機能
画面に表示する設定情報を検索を行うことにより比較しやすくします。

3010_config_6

検索条件は、部分一致です。
また、検索条件は複数指定することができ、最大 15 件まで条件追加可能です。
※ 複数指定を行った場合、条件は OR 条件となります。
例 ) ホスト ID:MON、IP アドレス/FQDN:192 で検索を行った場合
ホスト ID 内に「MON」を含む、または IP アドレス/FQDN 内に「192」を含むホスト設定情報を全て表示

31.7.1.2. CSV 設定一括変更

X-MON3.0.10 よりホストとサービスの設定情報を CSV エクスポートできるようになりました。
[ ダウンロード ] ボタンをクリックすると監視設定情報を含んだ CSV ファイルを出力します。

3010_csv_1

従来通りヘッダー情報のみ出力したい場合
[ ダウンロード ] ボタン下に表示されている "□ 項目名のみ出力" にチェックをいれた後、[ ダウンロード ] ボタンをクリックする事でヘッダー情報のみ出力します。

3010_csv_2

※ CSV ファイルは、文字コード "SJIS-win" にて出力します。
ホスト名称に機種依存文字を利用されている場合、化けてしまい "?" として出力されることがございますので、アップロード前には必ずご確認いただけますようよろしくお願いいたします。
例 ) "♠" や "♦" といった文字、または、"剝" といった漢字
また、Microsoft Excel にて CSV ファイルを開く場合、以下の注意点をご一読願います。
■ エクスポートした CSV ファイルを Microsoft Excel にて開く際の注意点
ダウンロード後 Microsoft Excel をご利用の場合、以下の点にご注意ください。
・Microsoft Excel を立ち上げた後、"開く(O)" より CSV ファイルのデータを読み込む
・CSV ファイルをダブルクリック操作より、Microsoft Excel を立ち上げ CSV ファイルのデータを読み込む
上記手順により CSV ファイルを読み込むと、設定情報次第では文字列以外のデータ形式と判定され表示内容が変わってしまう恐れがございます。
例 ) しきい値の設定情報に下限しきい値 "20:" を登録 ⇒ 上記手順にて CSV データを読み込むとデータ形式が "時刻" と判定され "20:00" と表示される
上記例のように書き換えられたデータを上書き保存し、インポートし直すと設定情報が書き変わります。
お手数ですが以下の手順に従い、CSV ファイルのデータを読み込むようよろしくお願いいたします。
Excel2007/2013 の場合
1. Microsoft Excel を起動し、【データ】タブ ⇒ 【テキストファイル】をクリック
2. ファイルを指定するダイアログが表示されるので、インポートするファイルを指定して開く
3. "カンマやタブなど区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ" を選択し【次へ】をクリック
4. 【区切り文字】は "カンマ" にチェック、 "タブ" のチェックは外した状態で【次へ】をクリック
5. データプレビューにて「G/標準」に指定されている部分を全て、列データ形式「文字列」に変更して【完了】
6. 既存のワークシートに開く場合は起点にしたいセルを選択して【OK】をクリック
7. 新しいワークシートに開きたい場合は、新規ワークシート(N)を選択し【OK】をクリック
本手順にてデータ形式を全て "文字列" に合わせ出力することが可能です。"20:" は "20:" のままデータを読み込みます。

31.7.1.3. ホスト/サービス情報

31.7.1.3.1. 共有リンク
ホスト情報、サービス情報画面に任意の URL を登録できる共有リンク機能が追加されました。
リンクは以下の単位で登録が可能です。
・場所
・ホストグループ
・ホスト
※ "場所" や "ホストグループ" にリンク情報を紐づけるメリットについて
新たにホストを追加した場合、対象の場所やホストグループに加入させるだけでリンクが表示されるようになります。
また、"場所" や "ホストグループ" のリンクに対し、追加・編集・削除を行うと、関連するホストも全て更新される為、非常に便利です。
例) "ホスト情報" 画面

3010_link_1

リンク横アイコンの説明
3010_link_2 ... "構成管理 場所管理" 場所情報に紐づくリンクの場合、このアイコンを表示します。
3010_link_3 ... "ホストグループ管理" ホストグループに紐づくリンクの場合、このアイコンを表示します。
3010_link_4 ... "ホスト管理" ホストに紐づくリンクの場合、このアイコンを表示します。
31.7.1.3.1.1. リンクの追加・編集・削除を行う場合
リンクの追加・編集・削除を行う場合、管理画面や監視画面の様々なページより行えます。
・管理画面
 ・"構成管理 場所管理 追加・編集" 画面
 ・"ホストグループ管理 追加・編集" 画面
 ・"設定一括変更 ホスト設定一括変更" 画面
 ・"ホスト管理 追加・編集" 画面
監視画面
 ・"ホスト・サービス情報" 画面
■ 管理画面 からのリンク追加・編集・削除を行う際
ホストグループ管理を例に追加・編集・削除方法を説明いたします。

3010_link_5 3010_link_6

管理画面毎にリンクの操作項目の表示場所は異なります。ホストグループの場合、一番下にリンクの操作項目を追加しています。

3010_link_7

リンクは 1 つ 1 つ登録する必要はなく、まとめて追加・削除を行えます。

3010_link_8

※ 上記、[ 追加 ][ 削除 ] ボタンによる操作を行っても、すぐに反映されるわけではございません。
ホストグループの場合、[ 作成と承認 ] ボタンによる反映、または [ 作成 ] ボタンによる申請、承認による反映を行わない限りリンクの情報は更新されません。
各入力項目の説明

3010_link_9 アイコン

チェックがついているリンクは、ユーザ権限 "閲覧者" には表示されません。
アイコンの下にあるチェックを操作することで全項目のチェック有無を切り替えることが可能です。

リンク先

リンクの URL を入力します。
http://」「https://」「file://」のような URL 形式で始まる RFC2396 に準拠したリンク、または「¥¥」から始まるリンクが指定可能です。
※ 国際化ドメインにつきましては、現在対応しておりません。お手数ですがPunycode 表記へ変更の上、ご登録ください。

リンク名称

リンク情報を表示する際にわかりやすい名称へ差し替え、表示できます。
URLの情報だけでは認識しにくい場合など、リンク名称項目では日本語入力が可能ですのでご利用ください。
入力しない場合、リンク先項目で入力した URLがリンク名称として使用されます。
例 ) ネットワーク監視ソフトウェア【X-MON】
管理画面から設定情報の編集時、リンクの操作のみを行った場合、再起動案内は表示されません。
監視画面 からのリンク追加・編集・削除を行う際
ホスト情報を例に追加・編集・削除方法を説明いたします。

3010_link_10

[ 共有リンクを追加・編集・削除する ] 項目をクリックした場合、編集画面はポップアップで表示されます。

3010_link_11

追加・削除の方法は、管理画面 と同様の方法で行えます。
こちらも [ 追加 ][ 削除 ] ボタンをクリックしたからといって直ぐに反映されるわけではございません。[ 編集と承認 ] ボタンによる反映、または [ 編集 ] ボタンによる申請、承認による反映を行わない限りリンクの情報は更新されません。
31.7.1.3.1.2. リンクの詳細情報を表示する場合
ホスト情報画面内のリンクがそれぞれどの情報に登録されているものか確認したい場合、[ 共有リンクの詳細情報を表示する ] をクリックします。

3010_link_12

また、場所名称やホストグループ名称をクリックする事で、指定した情報にリンクを追加・編集・削除できます。
31.7.1.3.1.3. ユーザ権限 "閲覧者" での表示について
リンクの追加・編集・削除は行えません。許可されているリンクのみ表示します。

3010_link_13

31.7.1.3.2. 関連グループ表示
ホスト情報、サービス情報画面に関連するホストグループ、サービスグループを表示しました。
・ホスト情報 画面 関連するホストグループ情報表示
・サービス情報 画面 関連するホストグループ情報、関連するサービスグループ情報表示

3010_group_1 3010_group_2

31.7.1.4. ダウンタイム

"ダウンタイム" 画面をより使い易い機能になるよう見直しました。
新たな機能は以下になります。
・再スケジュール機能
・一括キャンセル機能
新たな機能を利用する場合、"操作" ボタンをクリックし、操作パネルを開きます。

3010_downtime_1

31.7.1.4.1. 再スケジュール機能
チェックボックスにチェックを入れた後、"再スケジュールする" を選択することでダウンタイムスケジュールをまとめてスケジュールしなおすことができます。

3010_downtime_2

※ 再スケジュール外部コマンドは存在しない為、既存のダウンタイムの削除処理と、新たにダウンタイムのスケジュールを行う処理をセットとして発行している機能となります。
その為、再スケジュールされたダウンタイムは再スケジュール前のダウンタイム ID を保持しておりません。
イベントログにも削除と新たに発行したスケジュールは別々に残ります。
また、処理の順番といたしましては、1新たにダウンタイムのスケジュールを行う処理、2既存のダウンタイムを削除する処理といった流れになります。
例) 3 つのダウンタイムスケジュールを再スケジュールした際のイベントログ
[2014-12-17 14:51:21] EXTERNAL COMMAND: DEL_HOST_DOWNTIME;479
[2014-12-17 14:51:21] EXTERNAL COMMAND: DEL_HOST_DOWNTIME;481
[2014-12-17 14:51:21] EXTERNAL COMMAND: DEL_HOST_DOWNTIME;482
[2014-12-17 14:51:21] EXTERNAL COMMAND: SCHEDULE_HOST_DOWNTIME;BTS;1418795473;1418809873;1;0;7200;admin;admin がダウンタイムを設定しました
[2014-12-17 14:51:20] EXTERNAL COMMAND: SCHEDULE_HOST_DOWNTIME;X-MON;1418795473;1418809873;1;0;7200;admin;admin がダウンタイムを設定しました
[2014-12-17 14:51:20] EXTERNAL COMMAND: SCHEDULE_HOST_DOWNTIME;devXen;1418795473;1418809873;1;0;7200;admin;admin がダウンタイムを設定しました
31.7.1.4.2. 一括キャンセル機能
X-MON3.0.10 では 削除アイコンはなくなりました。
チェックボックスにチェックを入れた後、"キャンセルする" を選択することでダウンタイムスケジュールをまとめてキャンセルすることができます。

3010_downtime_3

31.7.1.4.3. 複数のダウンタイムスケジュールに対し操作を行う場合
複数のダウンタイムスケジュールに対し操作を行う場合、まとめてチェックを入れることが可能です。
・全てのダウンタイムスケジュールに対しチェックを入れる
・特定のホストグループ・サービスグループ・ホストに紐づくダウンタイムスケジュールに対しチェックを入れる
■ 全てのダウンタイムスケジュールに対しチェックを入れる
全ダウンタイムスケジュールのチェックボックスにチェックを入れる場合、ヘッダー部分に表示しているチェックボックスをご利用ください。まとめてチェック操作を行います。
除外したいダウンタイムスケジュールが存在する場合、全チェックを行った後、除外対象ダウンタイムスケジュールのみチェックを外していただいても結構です。

3010_downtime_4

※ ホストとサービス、両方のダウンタイムにチェックが入るわけではございません。
ホストダウンタイムスケジュール内のヘッダー部分に表示されているチェックボックスを利用した場合、全ホストダウンタイムにチェックは入りますが、サービスダウンタイムにはチェックは入りません。
■ 特定のホストグループ・サービスグループ・ホストに紐づくダウンタイムスケジュールに対しチェックを入れる
特定のホストグループ・サービスグループ・ホストに紐づくダウンタイムスケジュールに対しチェックを入れる場合、2 つの補助機能を用意いたしました。
・絞り込み表示
ダウンタイムスケジュールを絞り込んで表示します。絞りこんだ状態からチェックボックスにチェックを入れ、再スケジュールやキャンセル処理を行うことが可能です。

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・表示されているダウンタイムをまとめてチェック
指定したホストグループ・サービスグループ・ホストに紐づくダウンタイムスケジュールにのみチェックを入れることが可能です。

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絞り込み表示、まとめてチェックどちらもプルダウンメニューの指定と、テキストフィールドでの指定が選べます。
テキストフィールドでの指定の場合、ホスト ID 完全一致でないと絞りこみ、またはまとめてチェック処理は動作しませんのでご注意願います。
31.7.1.4.4. ユーザ権限 "閲覧者" での表示について
[ 操作 ] ボタンが表示されません。ダウンタイムスケジュール・キャンセル操作は行えません。

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31.7.2. 不具合の修正

31.7.2.1. 監視設定

  • 監視結果に小数点以下が含まれる監視コマンドで、しきい値判定を行う際に小数点以下をを四捨五入して判定を行っており、正常にステータス判定が行われない場合がある

    • 影響する監視プラグインは以下の表をご確認ください。

Hyper-V 監視

Hyper-V ゲスト CPU 監視

Linux/Unix 系リソース監視
(SNMPv1,v2 対応)

ロードアベレージ監視

Linux/Unix 系リソース監視
(SNMPv3 対応)
ロードアベレージ監視 (認証)
ロードアベレージ監視 (認証暗号化)

SNMP監視(v1,v2対応)

SNMP絶対値監視(1軸)
SNMP絶対値監視(2軸)
SNMP絶対値監視(3軸)

SNMP監視(v3対応)

SNMP絶対値監視(1軸/認証)
SNMP絶対値監視(1軸/認証暗号化)
SNMP絶対値監視(2軸/認証)
SNMP絶対値監視(2軸/認証暗号化)
SNMP絶対値監視(3軸/認証)
SNMP絶対値監視(3軸/認証暗号化)

Windows リソース監視

SNMP による WindowsCPU 監視

データベース監視

MSSQL クエリ実行結果監視

  • HTTP監視でURL 内に "&(アンパサンド)" を含む監視を行うと、ステータス「CRITICAL」を出力し正しく監視できない

  • Hyper-V ゲスト CPU 監視中に、VM側の設定で監視対象のゲストVM名の変更を行うと、監視結果が必ずOKとなる

  • Hyper-V ゲスト CPU 監視が各コアの平均使用率での監視ではなく、コアの中で一つでも設定しているしきい値を超えると障害と判定される

  • TRAFFIC 監視(複数インターフェイス合計)で、受信・送信トラフィック OID に同じ OID を指定していた場合、ステータスが「UNKNOWN」となる

  • TRAFFIC 監視(複数インターフェイス合計)で、受信・送信トラフィック OID の OID 登録数に応じ、登録数が多ければ多い程監視が始まるまで時間がかかる

  • MSSQL 接続監視 / MSSQL クエリ実行速度監視で、ユーザ名に "_(アンダースコア)" が利用できない

  • MSSQL クエリ実行結果監視で、監視結果が「パフォーマンスデータ」では小数点第 1 位まで表示され「ステータス情報」では整数で表示される

31.7.2.2. 表示関連

  • ユーザ権限"閲覧者"にて、ホスト情報の"構成管理"タブ内のラック情報を開くと、閲覧不可としているホストのホスト名称が閲覧できる

  • ユーザ権限"閲覧者"にて、サービスグループ表示の"サマリ表示"画面へ遷移すると、閲覧不可としているホストを含めて件数が表示されている

  • ホスト情報の"構成管理"タブ内の"構成情報を検出する"を実行した際、MACアドレスが重複しているとIPアドレスが正常に表示されない

  • ホスト情報の"構成管理"タブ内の"構成情報を検出する"を実行した際、SNMPの設定が正しくなくうまく疎通出来ない場合、数分間画面が真っ白になる

  • TRAP履歴でTRAPのログ情報を保持するファイルがローテートされた場合、ローテートされた情報がTRAP履歴に表示されない

  • SNMPTRAP管理で、OBJECT-TYPEに"_(アンダースコア)"が存在するMIBファイルをアップロードすると、"SNMP TRAP 一覧"画面に表示されない

  • ホスト管理でエスカレーション設定のパネルを操作した際、再起動アイコンが点滅するが、別ページへ遷移すると点滅が消える

  • 高度な設定 エスカレーションコマンド設定で、エスカレーション設定の編集後再起動アイコンが点滅するが、別ページへ遷移すると点滅が消える

31.7.2.3. 管理機能

  • CSV設定一括変更でホストを登録する際、存在しない親ホストを指定して登録を行うと、登録後にX-MONの再起動が行えなくなる

  • CSV設定一括変更でサービスを登録する際、監視プラグイン引数10~32の情報が間違って登録される

  • ネットワークマップ検出で、ポートベースVLANが設定されたCiscoスイッチの親子関係が管理VLAN1以外うまく検出できない

  • SNMPTRAP管理で、"SNMP TRAP 通知条件の設定"画面にて通知条件設定後、登録されたサービスの設定情報を変更し、再度TRAP通知条件を同じサービスへ設定すると、サービスの設定情報が初期化される

  • 高度な設定 監視プラグイン設定で、"監視プラグインの詳細設定"画面にて、$ARG1$など各引数の"項目名"に"0"を指定すると入力されていない状態となる

  • バックアップ管理画面にて、バックアップファイルサイズのメモリーを確保できなかった場合、バックアップファイルがアップロード / ダウンロードできない

  • バックアップ管理画面にて、リストア中にリストアボタンが押せる

  • ホスト、またはサービスが存在しないエスカレーション設定が登録でき、X-MONの再起動が行えなくなる

31.7.2.4. X-MON API

  • hosts.add APIにてエスカレーション設定を含む監視パッケージを利用すると、サービスは登録されるがエスカレーション設定がされない

  • hosts.update APIにてループする親子関係が設定でき、X-MONの再起動が行えなくなる

31.7.2.5. その他

  • RHEL6 環境に X-MON を新規インストールする際、Redhat のサブスクリプションの管理方法の違いによって確認に失敗し、インストールが実行されない

31.8. X-MON 3.0.9

Release:2014/07/07

31.8.1. 新機能・改善内容

31.8.1.1. X-MON API

API 拡張で、簡単に設定・管理できるようになりました。
X-MON にログインせずに、監視結果の取得や監視設定の変更を行うことが可能です。

309_api_1

操作可能なリクエストメソッドに関しては、X-MON API 1.0 利用可能メソッド一覧 をご参照ください。
X-MON API は、通信に "ID" と "アクセスキー" を必要とします。 "X-MON" サーバの IP アドレスや、ほしい情報を指定するだけでは利用できません。
ブラウザにて "X-MON" へアクセスするとログイン情報が表示され "ID" と "パスワード"による認証を行うように、API 通信にも "ID" と "アクセスキー" による認証が必要となります。

309_api_2

X-MON API 関連の設定は、"管理者メニュー" > "その他設定" より行います。
31.8.1.1.1. X-MON API アクセスキー
X-MON API 機能を利用する場合、アクセスキーを発行する必要があります。

309_api_3

以下、API アクセスキーを発行できるユーザの権限一覧です。

ユーザの権限

キーの発行

詳細

システム管理者

システム管理者のアクセスキーは発行できます。

運用責任者

運用責任者のアクセスキーは発行できます。

オペレータ

オペレータのアクセスキーは発行できます。

閲覧者

閲覧者のアクセスキーは発行できます。
ただし、ブラウザよりサービス一覧を確認する際同様、表示内容に閲覧制限がございます。
許可されていないホストの閲覧や、外部コマンドの発行などは行えません。

通知ユーザ

通知ユーザのアクセスキーは発行できません。

X-MON API アクセスキーの発行は一度に纏めて複数人の発行を行えます。
※ 非常に重要な操作になりますので、現在、承認機能は用いておりません。権限 "システム管理者"、"運用責任者" のユーザのみ、発行が可能です。

309_api_4

API アクセスキー発行画面では、以下の 2 項目を選択する必要があります。
・ユーザ名称 ... アクセスキーを発行したいユーザ名横チェックボックスにチェックを入れてください。複数人の選択が可能です。
・リクエスト可能期間 ... API 通信に利用制限を設ける場合、"指定する" を選択し利用できる期間の指定を行ってください。

309_api_5

[ 作成 ] ボタンをクリックすると、選択したユーザ分、API 通信の利用に必要な情報を生成します。
生成されるものは以下、2 点です。
user_id ... ユーザ管理にて、ユーザ登録時に指定した "ユーザ ID (英数字)" 項目が表示されます。
auth_token ... 通信用のパスワードです。
※ "user_id" と "auth_token" の確認は発行時の画面でしか行えませんのでご注意ください。また、[ CSV エクスポート ] ボタンをクリックすると、発行した "user_id" と "auth_token" 情報を記載した CSV ファイルをダウンロードできますのでご利用ください。
X-MON API アクセスキーは、1 ユーザに対し 1 アクセスキーのみ発行されます。
ユーザ管理にて、アクセスキー発行済みのユーザを削除された場合、アクセスキーも同時に削除いたします。
31.8.1.1.2. X-MON API CORS
Ajax 通信を行う場合、通常クロスドメイン通信は認められていません。
"CORS (Cross Domain Resource Sharing)" は、通信先(X-MON サーバ)に条件付きでクロスドメイン通信を可能にするための仕組みで、W3C で策定されている仕様です。

309_api_6

クロスドメイン通信時の必須 or 任意ヘッダ情報

Access-Control-Allow-Origin

必須

Ajax 通信を利用する場合、必須

Access-Control-Allow-Headers

任意

利用する javascript ライブラリによっては、必須

Access-Control-Max-Age

任意


"X-MON API CORS" 設定画面ではタブの切り替えによる画面表示を行います。
以下、それぞれのタブ切り替え画面で表示される内容です。
・All
 "Access-Control-Allow-Origin"、"Access-Control-Allow-Headers"、"Access-Control-Max-Age"のタブで設定した内容を表示します。
・Access-Control-Allow-Origin
 設定できる選択項目は、"有効 (指定)"、"有効 (全て)"、"無効" の 3 つです。

有効 (指定)

テキストエリアで指定した IP アドレス、またはドメイン情報とリクエストヘッダオリジンが一致する場合、"Access-Control-Allow-Origin " をヘッダ情報に含めます。
IP アドレスの場合、"192.168.10.32" など単一指定と、"192.168.10.0/24" とサブネットマスクによる範囲指定が行えます。
また,(カンマ)による複数指定が可能です。
例 )リクエストオリジンが "http://192.168.10.32" テキストエリア指定が "192.168.10.0/24,192.168.13.0/24" と指定されている場合、"Access-Control-Allow-Origin : http://192.168.10.32" をヘッダ情報に含めます。

有効 (全て)

"Access-Control-Allow-Origin : *" をヘッダ情報に含めます。

無効

"Access-Control-Allow-Origin" をヘッダに追加しません。

・Access-Control-Allow-Headers
 設定できる選択項目は、"有効 (指定)"、"無効" の 2 つです。

有効 (指定)

テキストエリアで指定した情報をヘッダ情報に含めます。
"X-Requested-With,X-Prototype-Version,Content-Type" と指定した場合、"Access-Control-Allow-Headers : X-Requested-With,X-Prototype-Version,Content-Type"をヘッダ情報に含めます。

無効

"Access-Control-Allow-Headers" をヘッダに追加しません。

・Access-Control-Max-Age
 設定できる選択項目は、"有効 (指定)"、"無効" の 2 つです。

有効 (指定)

秒数の指定です。
テキストエリアで指定した情報をヘッダ情報に含めます。
"800" と指定した場合、"Access-Control-Max-Age : 800"をヘッダ情報に含めます。

無効

"Access-Control-Max-Age" をヘッダに追加しません。

31.8.1.1.3. SDK
API 通信を簡単に行えるように、PHP で作成した SDK ファイルを用意しております。
SDK ファイルにつきましては、X-MON サポートサイトで配布中のAPI マニュアル内で取得可能です。
ダウンロード頂いた PHP ライブラリ(XmonApi.php)をリクエスト送信するサーバに用意していただき、以下のようにクラスを呼び出し、リクエストすると結果を取得することが可能です。
利用例
require_once 'XmonApi.php'; // SDK ファイルの呼び出し
// インスタンス生成
$XmonApi = new XmonApi(
   'http://192.168.10.58/1.0/xmon_api.php',
   'admin',
   'ce1ddf8452bd1c10533cf695f4cbe767cccedf5f'
);
try {
  $XmonApi->setMethod('hosts.get'); // 利用メソッドの指定
  // 利用オプションの指定
  $XmonApi->setParams(
    array('key' => 'X-MON')
  );
  // リクエスト
  $res = $XmonApi->request();
} catch (Exception $e) {
  // リクエスト失敗時
  echo $e->getMessage();
}
実行結果
array(3) {
  ["jsonrpc"] => string(3) "2.0"
  ["result"] => array(1) {
    [0] => array(59) {
      ["id"] => string(5) "X-MON"
      ["host_name"] => string(5) "X-MON"
      ["alias"] => string(5) "X-MON"
      ["address"] => string(9) "127.0.0.1"
      ["check_command"] => string(16) "check-host-alive"
      // 省略
      ["initial_state"] => string(2) "up"
    }
  }
  ["id"] => string(40) "6a32c8b1bf5b96d7a9ccc5d67708259acdabbf4c"
}

31.8.1.2. Twilio サービスによる障害通知

X-MON3.0.9 より、電話での障害・復旧通知を行えるようになりました。
※ なお、この機能を使用するためにはX-MON サーバに グローバルIPアドレス を割り当てる必要があります。
詳しい操作手順につきましては「 Twilio連携設定リファレンス 3.8.0以前 」をご覧ください。

31.8.1.3. サービス監視用コマンドの追加

31.8.1.3.1. AWS 課金監視、AWS 課金監視 (一括請求アカウント)
AWS CloudWatch で確認できる課金額の監視が行えるようになりました。

309_aws_1

監視方法は 2 種類 です。
1. 一括請求 (コンソリデーティッドビリング) アカウントの場合、一括請求課金額を監視できます。
2. 個別で利用した課金額を取得できます。
以下、新たに追加いたしました "サービス監視用コマンド" です。
・AWS サービス監視 > AWS 課金監視
・AWS サービス監視 > AWS 課金監視 (一括請求アカウント)
AWS 課金監視では、ホスト登録時に指定した "AWS・アクセスキー" と "AWS・シークレットキー"を利用し、課金額を取得します。
サービス登録時に指定できる項目は、"WARNING しきい値 ($)"、"CRITICAL しきい値 ($)"、"サービス別取得" です。

309_aws_2

"サービス別取得" 項目は、特定のサービスのみの課金額を取得したい場合に AWS サービス名を指定します。
複数指定したい場合「,(カンマ)」区切りで入力してください。
こちら "AWS 課金監視" をプルダウンで選択すると、AWS API リクエストを発行し、利用しているサービス名を ,(カンマ) 区切りで表示します。
※ 全サービスの課金額を取得する必要があり、監視登録時以降に利用するサービスがある場合、"サービス別取得" 項目を未入力にすることを推奨します。未入力の場合、途中でサービスが追加されたとしても、追加された状態の課金額を取得します。
課金額が指定したしきい値を超えた場合、障害として扱います。勿論、従来の監視同様、メールでの通知も可能です。
※ 監視結果の通貨、WARNING・CRITICAL しきい値の通貨は $(ドル) 表示、指定のみ行えます。

309_aws_3

CloudWatch では、3~9 時間程度の間隔で課金額の値が更新されます。
その為、X-MON の監視では監視時刻より 24 時間前までを課金額取得範囲、粒度を 4 時間に指定し課金額を取得します。
取得した課金額のうち一番監視を行った時間に近い値を監視結果として利用しています。

309_aws_4

AWS 課金監視 (一括請求アカウント) でも同様に、ホスト登録時に指定した "AWS・アクセスキー"と "AWS・シークレットキー" を利用し、課金額を取得します。
ただし、この監視を使用する場合、"AWS・アクセスキー" と "AWS・シークレットキー" には一括請求 (コンソリデーティッドビリング) アカウントを指定する必要があります。
また、グラフに表示されるアカウント ID や、パフォーマンスデータ情報に表示されるアカウント IDはマスキングを施しております。
こちら "アカウント ID" は IAM ユーザのログイン URL に利用されている為、第三者に見られないようにするための処理となります。"アカウント ID" をマスキングせず、表示する場合や別名で表示する場合、"グラフチューニング" より変更をお願いいたします。

31.8.1.4. エスカレーションコマンドの追加

新たに X-MON3.0.9 より、以下 2 点のエスカレーション実行コマンドを追加しました。
・Linux リモートコマンド
・AWS EC2 リスタートコマンド
31.8.1.4.1. Linux リモートコマンド
Linux のリモートコマンド用プログラムを用意いたしました。
指定した Linux サーバへ SSH ログインを行い、コマンドの実行を行うプログラムです。
再起動処理を想定した "linux_restart" とは違い、障害時だけでなく復旧時もコマンドの実行が可能となっている為、"Chef" との連携にもご利用いただけます。
詳しくは、X-MON ヘルプ 付録集 初期エスカレーションコマンドをご確認ください。
31.8.1.4.2. AWS EC2 リスタートコマンド
指定した AWS(Amazon Web Services) の EC2 インスタンスを再起動するプログラムを用意いたしました。
対象の EC2 インスタンスが "running" 状態の時は再起動の実行、EC2 インスタンスが "stop" 状態の時は起動の実行を試みます。
詳しくは、X-MON ヘルプ 付録集 初期エスカレーションコマンドをご確認ください。

31.8.1.5. Chef との連携

障害発生時、Chef と連携することで予備 DB を構築、接続切り替え、メンテナンス画面の表示などが行えます。

309_chef

また、他にも X-MON API を活用し、Chef より X-MON に対しホスト・サービスの登録処理を行えます。
Chef 設定ガイド、X-MON ホスト・サービス用 Cookbook、及びドキュメントをサポートサイトより配布しております。

31.8.1.6. fluentd との連携

fluentd でシステムログやアプリケーションログ、ネットワーク機器のログなど多様なログを集約し、X-MON で監視を行います。
ログで出力された文字列の監視はもちろん、ログの集計結果を元に監視を行うことも可能です。
集約されたログは、テキストファイルを始め各種 DBMS、S3 など多種多様な方法で蓄積されます。
※ fluentd はログの入出力をプラグインで行っており、必要に応じて fluentd サーバにインストールする必要があります。
※ Windows サーバ及びネットワーク機器のログにつきましては、fluentd サーバに syslog 経由で転送を行う必要があります。
X-MON と連携して監視を行うためには、X-MON サポートサイトにて配布しておりますプラグインをインストールして頂く必要があります。

31.8.1.7. その他の更新

"サービス監視用コマンド" のマスキング部分を表示、非表示が切り替えられるようになりました。

309_other

マスキングされている項目は、全て項目横に [ 表示/非表示切り替え ] ボタンが追加されています。
こちらのボタンを操作していただくことで、入力されている値をマスキング表示とマスキング表示を解除した値での表示を切り替えることが可能です。

31.8.2. 不具合の修正

31.8.2.1. 監視設定

  • 「ホストパッシブチェック」及び「サービスパッシブチェック」コマンドの発行時の「チェック出力」項目に「0(ゼロ)」を入力した場合、外部コマンドの実行が行われない

  • 「ホスト/サービス通知を遅らせる」コマンドの実行時の「通知を遅らせる時間」項目に指定出来ない数値を入力した際にエラーとならない

  • 「ホスト/サービス通知を遅らせる」コマンドの実行時の「通知を遅らせる時間」項目に数値以外の値を入力した際のエラーメッセージが不適切

  • 外部コマンド発行画面にて、入力項目に全角英数字を入力すると、登録時に半角数字に置き変わらない

31.8.2.2. 表示関連

  • "WMI による Windows イベントログ監視" にて引数 "エラーステータス" 項目で、"CRITICAL" を指定しない限り "サービス一覧表示 ステータス情報" 項目に対象ログ(管理者メニュー"Windows イベントログ警告管理") へのリンクが表示されない

  • 監視メニュー "サービス情報" 画面より、"イベントログ" 画面へ遷移後、ページャでの遷移を行うと、対象ホストに含まれる全サービスのログ情報が表示される

  • 大量のダウンタイム設定(2500サービス 等)を行うと、ダウンタイムは正常に動作しているが、ダウンタイム一覧画面に対象のサービスが全て表示されない

  • 障害状態のサービス情報画面で、認知済みアイコンが表示されない

31.8.2.3. 簡易レポート関連

  • カスタムグラフのみ指定した定期生成設定を利用する場合、レポートが生成されない

  • レポート閲覧画面にて、表示される ”最終編集日時” が更新されない

  • 期間指定の開始時刻が「23 時 31 分~00 期生成設定の次回生成日時が実際に定期生成処理の動作する時刻とは異なる

  • 簡易レポートを編集後の保存時に、ロックをかけ通知しない設定にしても「ユーザ保存レポート一覧」に「通知履歴」ボタンが表示される

  • 簡易レポートの作成時、「編集のロック」項目で「レポートの編集を許可しない」を選択し、メール通知を行う設定を選択すると「ユーザ保存レポート一覧」に「通知履歴」ボタンが表示されるが、レポートの「編集ロックの解除」を行うと「通知履歴」ボタンが表示されなくなる

  • 簡易レポート作成後、F5 キーで更新を行うとレポートが多重に作成される

  • 簡易レポート作成時、「グラフ選択」にて「ホストの全サービスを追加する」を選択すると、グラフが生成されないサービスも追加され、定期生成レポート作成でレポートの作成に失敗する

  • 「グラフ選択」にて VMWare 監視のホスト系監視のサービスが表示されない

31.8.2.4. グラフ関連

  • "ホストリソース表示、サービスリソース表示" にて下限を「1」までしか設定できない

31.8.2.5. 管理機能

  • SNMPTRAP管理で、MIB ファイルの定義名に "()半角括弧" が含まれる場合 "登録が完了しました" と表示されるが登録されていない

  • VMware ホスト監視、VMware ハードウェア監視にて最小値 / 最大値を設定後、再度設定を確認すると、入力した値が指数表記で表示される

  • ダッシュボードに表示される "外部リンク" がバックアップに含まれていない

  • 構成管理で 2U 以上のホストをラックに登録しても 1U として表示される

  • 構成管理のラック情報にて、同じ個所にホストを複数設置すると、画面の表示が崩れる

31.8.3. 付録

31.8.3.1. X-MON API 1.0 利用可能なメソッド一覧

31.8.3.1.1. 監視

comment

.get

コメント

downtime

.get

ダウンタイム

eventlog

.get

イベントログ

externalcommand

.get

外部コマンド履歴

hoststatus

.get

ホスト一覧表示

notifications

.get

通知履歴

processInformation

.get

プロセス情報

schedule

.get

スケジュール

status

.get

サービス一覧表示

tac

.get

監視概要

31.8.3.1.2. 設定

hosts

.get

ホスト管理 - ホスト一覧

hosts

.add

ホスト管理 - ホストの作成

hosts

.update

ホスト管理 - ホストの編集

hosts

.delete

ホスト管理 - ホストの削除

hosts

.exist

ホスト管理 - ホストの存在確認

hostgroup

.get

ホストグループ管理 - ホストグループ一覧

hostgroup

.add

ホストグループ管理 - ホストグループの作成

hostgroup

.update

ホストグループ管理 - ホストグループの編集

hostgroup

.delete

ホストグループ管理 - ホストグループの削除

hostgroup

.exist

ホストグループ管理 - ホストグループの存在確認

services

.get

ホスト管理 - サービス一覧

services

.add

ホスト管理 - サービスの作成

services

.update

ホスト管理 - サービスの編集

services

.delete

ホスト管理 - サービスの削除

services

.exist

ホスト管理 - サービスの存在確認

contacts

.get

ユーザ管理 - ユーザ一覧

contacts

.add

ユーザ管理 - ユーザの作成

contacts

.update

ユーザ管理 - ユーザの編集

contacts

.delete

ユーザ管理 - ユーザの削除

contacts

.exist

ユーザ管理 - ユーザの存在確認

contactgroup

.get

ユーザグループ管理 - ユーザグループ一覧

contactgroup

.add

ユーザグループ管理 - ユーザグループの作成

contactgroup

.update

ユーザグループ管理 - ユーザグループの編集

contactgroup

.delete

ユーザグループ管理 - ユーザグループの削除

contactgroup

.exist

ユーザグループ管理 - ユーザグループの存在確認

timeperiod

.get

時刻設定管理 - 時刻設定一覧

timeperiod

.add

時刻設定管理 - 時刻設定の作成

timeperiod

.update

時刻設定管理 - 時刻設定の編集

timeperiod

.delete

時刻設定管理 - 時刻設定の削除

timeexclude

.get

除外時刻設定管理 - 除外時刻設定一覧

timeexclude

.add

除外時刻設定管理 - 除外時刻設定の作成

timeexclude

.update

除外時刻設定管理 - 除外時刻設定の編集

timeexclude

.delete

除外時刻設定管理 - 除外時刻設定の削除

31.8.3.1.3. コマンド

commandComment

cmd_del_all_host_comments

.set

ホストの全ての外部コマンド履歴を削除する

cmd_del_all_svc_comments

.set

全ての外部コマンド履歴を削除する

cmd_del_host_comment

.set

ホストのコメントを削除する

cmd_del_svc_comment

.set

サービスのコメントを削除する

commandPerformance

cmd_disable_performance_data

.set

パフォーマンスデータ処理を無効にする

cmd_enable_performance_data

.set

パフォーマンスデータ処理を有効にする

commandCheckSchedule

cmd_schedule_host_check

.set

このホストの動作チェックを次回スケジュールに追加する

cmd_schedule_host_svc_checks

.set

ホストの全てのサービスチェックを再スケジュールする

cmd_schedule_svc_check

.set

このサービスの動作チェックを次回スケジュールに追加する

commandCheckAcknowledge

cmd_acknowledge_host_problem

.set

ホストの問題を既知にする

cmd_acknowledge_svc_problem

.set

この問題を認知済にする

cmd_remove_host_acknowledgement

.set

ホストの認知済を解除する

cmd_remove_svc_acknowledgement

.set

認知済を解除する

commandNotification

cmd_delay_host_notification

.set

次のホスト通知及びエスカレーションを遅らせる

cmd_delay_svc_notification

.set

次のサービス通知及びエスカレーションを遅らせる

cmd_disable_hostgroup_host_notifications

.set

特定ホストグループの全ホストの通知及びエスカレーションを無効にする

cmd_disable_hostgroup_svc_notifications

.set

特定ホストグループの全サービスの通知及びエスカレーションを無効にする

cmd_disable_host_notifications

.set

ホストの通知及びエスカレーションを無効にする

cmd_disable_host_svc_notifications

.set

ホスト上の全サービスの通知及びエスカレーションを無効にする

cmd_disable_notifications

.set

通知及びエスカレーションを無効にする

cmd_disable_servicegroup_host_notifications

.set

指定したサービスグループ上の全ての通知及びエスカレーションを無効にする

cmd_disable_servicegroup_svc_notifications

.set

指定したサービスグループ上の全サービスの通知及びエスカレーションを無効にする

cmd_disable_svc_notifications

.set

このサービスの通知及びエスカレーションを無効にする

cmd_enable_hostgroup_host_notifications

.set

特定ホストグループの全ホストの通知及びエスカレーションを有効にする

cmd_enable_hostgroup_svc_notifications

.set

特定ホストグループ上の全サービスの通知及びエスカレーションを有効にする

cmd_enable_host_notifications

.set

ホストの通知及びエスカレーションを有効にする

cmd_enable_host_svc_notifications

.set

ホスト上の全サービスの通知及びエスカレーションを有効にする

cmd_enable_notifications

.set

通知及びエスカレーションを有効にする

cmd_enable_svc_notifications

.set

このサービスの通知及びエスカレーションを有効にする

cmd_enable_servicegroup_svc_notifications

.set

指定したサービスグループ上の全サービスの通知及びエスカレーションを有効にする

cmd_enable_servicegroup_host_notifications

.set

指定したサービスグループ上の全ホストの通知及びエスカレーションを有効にする

cmd_send_custom_host_notification

.set

ホストへ今すぐ通知及びエスカレーションを実行する

cmd_send_custom_svc_notification

.set

サービスへ今すぐ通知及びエスカレーションを実行する

commandDowntime

cmd_del_host_downtime

.set

ホストのダウンタイムをキャンセルする

cmd_del_svc_downtime

.set

サービスのダウンタイムをキャンセルする

cmd_schedule_and_propagate_host_downtime

.set

ホストのダウンタイムと、ダウンタイムをトリガとしていない全ての子ホストをスケジュールする

cmd_schedule_and_propagate_triggered_host_downtime

.set

ホストのダウンタイムと、ダウンタイムをトリガとする全ての子ホストをスケジュールする

cmd_schedule_host_downtime

.set

このホストのダウンタイムをスケジュールする

cmd_schedule_hostgroup_host_downtime

.set

特定ホストグループの全ホストにダウンタイムを設定する

cmd_schedule_hostgroup_svc_downtime

.set

特定ホストグループの全サービスにダウンタイムを設定する

cmd_schedule_host_svc_downtime

.set

このホストの全サービスのダウンタイムをスケジュールする

cmd_schedule_servicegroup_host_downtime

.set

指定したサービスグループ上のホストのダウンタイムをスケジュールに追加する

cmd_schedule_servicegroup_svc_downtime

.set

指定したサービスグループ上のサービスのダウンタイムをスケジュールに追加する

cmd_schedule_svc_downtime

.set

このサービスのダウンタイムをスケジュールする

commandFlapDetection

cmd_disable_flap_detection

.set

フラップ検知を無効にする

cmd_disable_host_flap_detection

.set

このホストのフラップ検知を無効にする

cmd_disable_svc_flap_detection

.set

このサービスのフラップ検知を無効にする

cmd_enable_flap_detection

.set

フラップ検知を有効にする

cmd_enable_host_flap_detection

.set

このホストのフラップ検知を有効にする

cmd_enable_svc_flap_detection

.set

このサービスのフラップ検知を有効にする

commandEventHandler

cmd_disable_event_handlers

.set

イベントハンドラを無効にする

cmd_disable_host_event_handler

.set

このホストのイベントハンドラを無効にする

cmd_disable_svc_event_handler

.set

このサービスのイベントハンドラを無効にする

cmd_enable_event_handlers

.set

イベントハンドラを有効にする

cmd_enable_host_event_handler

.set

このホストのイベントハンドラを有効にする

cmd_enable_svc_event_handler

.set

このサービスのイベントハンドラを有効にする

commandPassiveCheck

cmd_start_accepting_passive_host_checks

.set

パッシブホストのチェックを開始する

cmd_start_accepting_passive_svc_checks

.set

パッシブサービスチェックを開始する

cmd_stop_accepting_passive_host_checks

.set

パッシブホストのチェックを停止する

cmd_stop_accepting_passive_svc_checks

.set

パッシブサービスチェックを停止する

cmd_disable_passive_host_checks

.set

このホストのパッシブチェックを停止する

cmd_disable_passive_svc_checks

.set

このサービスのパッシブチェックを停止する

cmd_enable_passive_host_checks

.set

このホストのパッシブチェックを開始する

cmd_enable_passive_svc_checks

.set

このサービスのパッシブチェックを開始する

commandObsessing

cmd_start_obsessing_over_host_checks

.set

ホストの分散監視送信を開始する

cmd_start_obsessing_over_host

.set

このホストの Obsessing Over を開始する

cmd_start_obsessing_over_svc_checks

.set

サービスの分散監視送信を開始する

cmd_start_obsessing_over_svc

.set

このサービスの Obsessing Over を開始する

cmd_stop_obsessing_over_host_checks

.set

ホストの分散監視送信を停止する

cmd_stop_obsessing_over_host

.set

このホストの Obsessing Over を停止する

cmd_stop_obsessing_over_svc_checks

.set

サービスの分散監視送信を停止する

cmd_stop_obsessing_over_svc

.set

このサービスの Obsessing Over を停止する

commandActiveCheck

cmd_start_executing_host_checks

.set

ホストチェックを開始する

cmd_start_executing_svc_checks

.set

サービスチェックを開始する

cmd_stop_executing_host_checks

.set

ホストチェックを停止する

cmd_stop_executing_svc_checks

.set

サービスチェックを停止する

cmd_disable_host_check

.set

このホストの動作チェックを無効にする

cmd_disable_hostgroup_svc_checks

.set

特定ホストグループの全サービスチェックを無効にする

cmd_disable_host_svc_checks

.set

指定したホストの全サービスチェックを無効にする

cmd_disable_servicegroup_svc_checks

.set

指定したサービスグループ上の全てのサービスチェックを無効にする

cmd_disable_svc_check

.set

このサービスの動作チェックを無効にする

cmd_enable_host_check

.set

このホストの動作チェックを有効にする

cmd_enable_hostgroup_svc_checks

.set

特定ホストグループの全サービスチェックを有効にする

cmd_enable_host_svc_checks

.set

ホストの全サービスチェックを有効にする

cmd_enable_servicegroup_svc_checks

.set

指定したサービスグループ上の全てのサービスチェックを有効にする

cmd_enable_svc_check

.set

このサービスの動作チェックを有効にする

commandCheckResult

cmd_process_host_check_result

.set

このホストのパッシブチェックの結果を送信

cmd_process_service_check_result

.set

このサービスのパッシブチェックの結果を送信

31.8.3.1.4. その他

apiVersion

.get

API バージョン情報の取得

serviceGraph

.get

サービスの監視画像の取得

restart

.set

X-MON 再起動

31.9. X-MON 3.0.8

Release:2014/01/06

31.9.1. 新機能・改善内容

31.9.1.1. ビジュアルマップ機能の追加

マップの新機能「ビジュアルマップ」を追加しました。
地図、フロア図、写真などの任意の画像を背景としたネットワーク図を作成することができます。
障害発生時は、任意のオブジェクトやラインの表示を変更することができます。

308_map_1 308_map_2 308_map_3 308_map_4

詳しい操作手順につきましては「 ビジュアルマップ設定マニュアル 」をご覧ください。

31.9.1.2. 監視メニュー「イベントログ」に CSV ファイルでの出力機能の追加

イベントログに表示されていたログ情報を CSV ファイルに出力する機能が新たに追加されました。

308_eventlog_1

CSV ファイルの出力項目は、イベントログ表示画面と同様に「日付」と「ログ情報」が出力されています。
例)
2013/10/15 20:06,SERVICE ALERT: Server_A;PING;CRITICAL;HARD;2;PING CRITICAL - Packet loss = 100%
2013/10/15 20:06,HOST ALERT: Server_A;DOWN;HARD;1;PING CRITICAL - Packet loss = 100%
出力項目は、変更でき任意の項目を出力させることが可能です。
出力項目は「イベントログ CSV エクスポート( 出力項目 )」をご参照ください。

308_eventlog_2

CSV ファイルを出力せず、どういった項目や内容で出力されるのか確認を行いたい場合、[ サンプル表示 ]ボタンより出力内容の確認を行えます。

308_eventlog_3

[ CSV 条件設定 ]をクリックし、表示される管理者メニュー側「イベントログ CSV エクスポート – デフォルト設定」より標準チェック項目の指定を行えます。

308_eventlog_4

31.9.1.3. AWS ELB 監視に「Availability Zone」項目の追加

X-MON3.0.7 バージョンでは、対象のロードバランサに含まれる全ての Availability Zone の監視を行っていました。
新たに「Availability Zone」項目が追加されたことにより、本 X-MON3.0.8 バージョンよりAvailability Zone の指定を行えるようになりました。
※ X-MON3.0.7 バージョンで既に ELB 監視を行っている場合、「Availability Zone」項目は未入力状態になります。
未入力状態の場合全ての Availability Zone の監視を行いますので、指定する必要がない場合設定変更の必要はございません。そのままご使用になれます。

308_aws_elb

31.9.1.4. AWS 監視値の表示変更

AWS 監視の監視値を小数点第 2 位まで表示するよう変更しました。対象の監視プラグインは以下となります。
・AWS/RDS 空きメモリ監視
・AWS/RDS DISK 読込監視(IOPS)
・AWS/RDS DISK 読込監視(スループット)
・AWS/RDS SWAP 使用量監視
・AWS/RDS DISK 書込監視(IOPS)
・AWS/RDS DISK 書込監視(スループット)
・AWS/EC2 DISK 読込回数監視
・AWS/EC2 DISK 読込量監視
・AWS/EC2 DISK 書込回数監視
・AWS/EC2 DISK 書込量監視
・AWS/ELB 有効インスタンス数監視
・AWS/ELB 無効インスタンス数監視

31.9.1.5. FQDN での登録が可能

ホスト登録時の「IP アドレス」項目に FQDN で登録を行えるようになりました。

308_fqdn

31.9.1.6. バックアップ管理

バックアップファイルの作成ボタンを作成中に誤ってクリックしてしまった場合、バックアップファイルの作成を多重に行わないように変更されました。

31.9.1.7. X-MON サーバディスク監視/X-MON サーバプロセス監視の追加

X-MON の稼働に必要なプロセスの監視をデフォルトで設定追加されるように変更しました。
X-MON 自体の障害を確認することができます。

308_xmon_1 308_xmon_2

31.9.2. 不具合の修正

31.9.2.1. 監視設定

  • HTTP および HTTPS ネームベースバーチャルホスト監視が、指定したバーチャルホスト名ではなく、サービス監視の登録されたホストのIPアドレスを参照する

    • HTTP ネームベースバーチャルホストの監視

    • HTTPS ネームベースバーチャルホストの監視

  • ネットワークインタフェース監視において、SNMP バージョンを「2c」と指定した場合に正しく監視が行われない

    • ネットワークインタフェース監視

    • NRPE 経由でのネットワークインタフェース監視

  • WMI による Windows イベントログ監視(自動復旧)について、監視時間内にエラーログと復旧ログを複数検出した場合、監視時間内で最も古いエラーログと復旧ログで監視結果を判定する

  • WMI を使用した監視全般で、監視チェックコマンドに記号を含む文字列を設定した場合、監視が正常に行われない

    • WMI による Windows サービス監視

    • WMI による WindowsCPU 使用率監視

    • WMI による Windows プロセスメモリ監視

    • WMI による Windows イベントログ監視

    • WMI による Windows プロセス監視

    • WMI による Windows イベントログ監視(自動復旧)

    • WMI による Windows ディスク空き容量監視

    • WMI による Windows メモリ空き容量監視

    • Hyper-V ゲスト CPU 監視

    • Hyper-V CPU 監視

    • Hyper-V 仮想スイッチ受信量監視

    • Hyper-V 仮想スイッチ送信量監視

    • Hyper-V ゲストストレージデバイス(エラー)監視

    • Hyper-V ステータス監視

    • Hyper-V ゲストストレージデバイス(読み取り/書き込み)監視

  • SNMPv3 CPU 監視(コア数分割)において、正しく監視が行われない

  • SNMP 監視にて SNMP バージョン v3 を選択しコミュニティ名・各認証パスワードに特殊記号を使用すると正しく監視が行われない

  • syslog 監視で式ベースフィルター設定を行っているホストのIPアドレスを変更すると、syslog 監視が正常に行われない

  • X-MON の rsyslog 停止処理中に、syslog 監視で式ベースフィルター設定を行っている全てのホストに対して監視ステータスの変更が行われる

  • syslog 監視で式ベースフィルターで監視設定を行っている場合に、syslog検知時に対象ホストのサービス全てに対して監視ステータスの変更が行われる

  • WMI による Windows イベントログ監視(自動復旧)にて、復旧ログの一部が X-MON に取り込まれず、ログの表示に漏れが発生する

  • 高度な設定から登録した監視プラグイン設定にて、引数を「$arg1$」のように小文字で記載した場合に監視が正常に行われない

  • 分散監視を行っている X-MON の X-MON プロセスをコマンドラインから停止・再起動を行った場合、分散監視結果を受信すると NSCA が停止する

31.9.2.2. 表示関連

  • 大量のイベントログが格納されている場合、Windows イベントログ警告管理画面が表示されない

  • イベントログにて syslog 監視の検出ログが途中で途切れる

  • 同時刻に発生した X-MON イベントログが表示されない

  • SNMPTRAP管理で、任意 SNMP TRAP 監視設定後、設定内容が反映されず受信した TRAP が不明 TRAP ログに記録される

  • サービスグループ表示のオーバービュー表示にて、サービスグループによる表示の絞り込みが行われない

  • ホスト及びサービスの詳細画面からイベントログ画面に遷移すると、ページャーが表示されず最新 50 件より過去のログが表示されない

  • ホストグループサマリ表示画面のグラフアイコンをクリックしたとき、グラフ生成を行っていないサービスを含むホストがあるとエラーが表示される

  • 閲覧者権限のユーザが不明 TRAP ログを閲覧できてしまう

  • X-MON からのアラートメールのヘッダーに不要なダブルクォーテーションが含まれる

  • 分散監視(NSCA)受信設定を変更後、X-MON の再起動案内が表示されない

31.9.2.3. グラフ関連

  • NRPE 経由でのディスク監視において、「/」以外を指定した場合に監視結果がグラフ生成されない

  • Ver3.0.3 以前のバックアップファイルをリストアすると NSClient++CPU 監視のグラフが生成されなくなる

31.9.2.4. 簡易レポート

  • 定期生成時にレポートに出力する内容が無い場合は、レポートを出力しないよう修正

  • ユーザグループに公開されていない保存済みレポートの編集時に、レポート公開設定で閲覧可能なユーザグループを選択できてしまう

  • 定期生成されたレポートを編集・別名保存した際に、保存先の案内メッセージを表示するよう修正

31.9.2.5. マップ

  • ネットワークマップにて、ホストをブラウザごとの上限数を超えて横に並べた場合に、マップの一部が表示されなくなる

  • マップのドリルダウン表示でグループの絞り込みができてしまう

  • ネットワークマップにて、ホスト名にアンダーバーを使用しており、アンダーバー前が同じホスト名を複数登録するとマップが正常に表示されなくなる

31.9.2.6. 管理機能

  • その他設定 - メール送信設定にて、メールの送信方法を「SMTP サーバ経由での送信」に指定している場合、簡易レポートの定期生成時のメールが送信されない

  • CSV 設定一括変更にて監視コマンド引数に「0」を入力した CSV ファイルをインポートした場合に、「0」が監視設定に反映されない

  • CSV 設定一括変更にて、ホスト CSV ファイルに監視パッケージを適用する際、ユーザマクロ部分がホストの情報に置換されない

  • メール送信設定で、SMTP サーバ経由での送信を設定している場合、長い文字列を含む通知メールで文字化けが発生する

  • X-MON からのアラートメールの件名・本文にマクロ($HOSTSTATELABEL_E$等)を使用しマルチバイト文字を設定したとき、通知メールで文字化けが発生する

  • 存在しないホストおよびサービスに対してドキュメントの関連付けができる

  • ホストおよびサービスの設定一括変更処理中にタイムアウトし、設定が正常に変更されない場合がある

  • CSV 設定一括変更のサービスの設定にて、1 ホストに登録可能なサービス数の上限を超えた場合、上限を超えていないホストのサービスについてもエラーメッセージが表示される

  • CSV 設定一括変更のサービスの設定にて、登録済みのサービス編集時不要な引数に項目があった場合に警告文を表示するよう修正

  • ホスト管理にて、ホスト削除時に対象ホストが閲覧者ユーザの閲覧権限のあるホストグループに含まれている場合、削除できないよう修正

  • ホスト登録時、以下の項目に入力できない記号をセミコロンのみに変更

    • コミュニティ名/認証ユーザ

    • 認証パスワード (snmp バージョン:Version3)

    • 暗号化パスワード (snmp バージョン:Version3)

  • MIB ファイルの定義名に、特定の使用できない文字を使用した場合、登録を行わないように修正

  • MIB ファイルのアップロード時に、ファイル名に半角括弧を含んでいる場合、MIB ファイルの登録が行われない

  • 式ベースフィルターで syslog 監視設定を行っているサービスを削除しても syslog 監視設定が削除されない

  • 構成管理画面にて、ラック編集時、ラックに機器が設置されている場合、ラックのユニット数を変更できないよう修正

  • 構成管理のホストの構成情報編集画面で、場所及びラックの指定時に「新しいラックを登録する」から新たにラックを作成し、そのまま「ここに設置」をクリックするとホストが設置できない

31.9.3. 付録

31.9.3.1. イベントログ CSV エクスポート( 出力項目 )

グループ

項目

説明

日付

DATE

ログ発生日時を DATE 形式で出力します。
例) 2013-07-02 22:00:03

日付

UNIX TIME

ログ発生日時を UNIX TIME 形式で出力します。
例) 1372770003

メッセージ

生ログ

イベントログ画面に表示されているログメッセージをそのまま出力します。
例) SERVICE ALERT: TEST;PING;OK;SOFT;2;PING OK - Packet loss = 0%, RTA = 4.55 ms

メッセージ

加工済みログ

イベントログ画面に表示されているログメッセージを確認しやすいメッセージに加工し出力します。
例) サービスステータスが変化しました. サービスステータス: OK, 試行回数: 2 回目(ソフト状態), ステータス情報: PING OK - Packet loss = 0%, RTA = 0.38 ms

イベントログ種別

イベントログ種別

警告履歴や外部コマンドといった種別を出力します。
例) SERVICE ALERT

ID

ホスト

対象のホスト ID を出力します。

ID

サービス

対象のサービス ID を出力します。

ID

コマンド

対象のコマンド ID を出力します。

監視ステータス

生ログ

ログに出力された監視ステータスを出力します。生ログでは、監視ステータスは数字で示されています。監視に関係のないログの場合、空欄となります。
例) 0

監視ステータス

加工済みログ

ログに出力された監視ステータスを出力します。加工済みログでは、監視ステータスは「OK」や「CRITICAL」で示されています。監視に関係のないログの場合、空欄となります。
例) OK

ステータスタイプ

ステータスタイプ

監視のステータスタイプを出力します。SOFT または HARD のいずれかを出力します。監視に関係のないログの場合、空欄となります。
例) SOFT

ステータス情報

ステータス情報

監視のステータス情報を出力します。監視に関係のないログの場合、空欄となります。
例) PING OK - Packet loss = 0%, RTA = 4.55 ms

31.9.3.2. メッセージ - 加工済みログ一覧

警告履歴

ホストステータスが変化しました. ホスト: {X-MON}, ホストステータス:{UP}, 試行回数: {1}回目({HARD}), ステータス情報: {PING OK - Packet loss= 0%, RTA = 25.67 ms}
サービスステータスが変化しました. サービスステータス: {OK}, 試行回数:{2}回目({SOFT}), ステータス情報: {PING OK - Packet loss = 0%, RTA =28.29 ms}
ホストのスケジュールダウンタイムを開始しました. ホスト: {X-MON}
ホストのスケジュールダウンタイムを終了しました. ホスト: {X-MON}
ホストのスケジュールダウンタイムを中断しました. ホスト: {X-MON}
サービスのスケジュールダウンタイムを開始しました. ホスト: {X-MON}, サービス: {PING}
サービスのスケジュールダウンタイムを終了しました. ホスト: {X-MON}, サービス: {PING}
サービスのスケジュールダウンタイムを中断しました. ホスト: {X-MON}, サービス: {PING}

外部コマンド

ホスト障害を認知済にしました. ホスト: {X-MON}, コマンド実行者: {admin}
ホスト障害の認知済を取り消しました.ホスト: {X-MON}, コマンド実行者:{admin}
サービス障害を認知済にしました. ホスト: {X-MON}, サービス: {PING}, コマンド実行者: {admin}
サービス障害の認知済を取り消しました. ホスト: {X-MON}, サービス:{PING}, コマンド実行者: {admin}
再起動コマンドを実行しました.

パッシブチェック

ホストにパッシブチェックの結果を送信しました. ホスト: {X-MON}
サービスにパッシブチェックの結果を送信しました. ホスト: {X-MON}, サービス: {PING}

プログラムの再起動

X-MON を再起動しました.

31.10. X-MON 3.0.7

Release:2013/05/31

31.10.1. 新機能・改善内容

31.10.1.1. 簡易レポートの強化

簡易レポートでは大きく分けて、以下の大幅な機能追加を加え強化しました。
■ ホストコメントやサービスコメント、イベントログ情報をレポートに追加表示
■ レポートの保存機能
■ レポートの定期生成機能
31.10.1.1.1. ホストコメントやサービスコメント、イベントログ情報をレポートに追加表示
レポートの生成は、ウィザード形式に変更しました。
表紙タイトルや作成者、総評といった Ver3.0.6 で備わっていた入力項目に加え、ホスト情報やサービス情報で追加したコメントやイベントログの出力指定を行えます。

307_map_1

各 STEP で指定できる内容です。

307_map_2 307_map_3

31.10.1.1.2. 生成したレポートの保存機能
レポートには保存機能を新たに追加しました。
個人での使用を目的としたレポート保存、システム管理者・運用責任者・オペレータが共有できるレポート保存、レポートの定期生成用に保存が行えます。
保存したレポートにつきましては、編集が可能です。但し、レポートを編集される際には以下の点にご注意ください。
・期間指定及びグラフの算出方法又はしきい値の表示を変更した場合、グラフの再生成を行います。対象のサービスが既に削除されている場合、グラフの出力が行えません。
・上記の設定を変更しない場合、グラフの再生成は行いません。保存時の情報を使用します。
・新たに追加されたサービスのイベントログおよびコメントは表示を行いません。取得する場合は、再取得を行う必要があります。
また、レポートを共有する場合、対象レポートのロック機能を追加しています。ロックを行うと編集できません。
このロック機能を使用する事で対象レポートを「完成版」として保存しておくことが可能です。
保存されたレポートは「レポート閲覧」より確認できます。

307_map_4

また、ロックを掛ける際に対象ユーザにメールを送信し通知する機能があります。
「ロック時」、または「ロック後の任意のタイミング」どちらか選択できます。

307_map_5

31.10.1.1.3. レポートの定期生成
定期生成では、1ヵ月、1週間、1日の期間指定を行いレポートの定期生成を行います。
生成時にメール通知を行うことが可能です。
定期生成の設定内容で「期間指定」が現在の日付より過ぎてしまっている場合、来月や来週実行となります。以下例をご確認ください。
例 ) 定期生成設定日:5 月 17 日の場合
指定方法:月次、毎月 1 日から 1 ヵ月 ⇒ 次回生成日時 6 月 1 日深夜 2 時に実行
指定方法:月次、毎月 28 日から 1 ヵ月 ⇒ 次回生成日時 5 月 28 日深夜 2 時に実行
また、月次、週次の生成は深夜 2 時に行います。

31.10.1.2. 監視プラグインの追加

31.10.1.2.1. Hyper-V 監視
ハイパーバイザ Hyper-V の監視を追加しました。
Hyper-V の監視は WMI (Windows Management Instrumentation)を使用し、監視を行います。
・Hyper-V CPU 監視
・Hyper-V ゲスト CPU 監視
・Hyper-V ゲストストレージデバイス(エラー)監視
・Hyper-V ゲストストレージデバイス(読み取り/書き込み)監視
・Hyper-V ステータス監視
・Hyper-V 仮想スイッチ受信量監視
・Hyper-V 仮想スイッチ送信量監視
Hyper-V 監視のサービス登録を行う際に、仮想マシン名や仮想スイッチ名の確認を簡単に行えます。
※ ホスト登録時に種別を「Hyper-V」にし、WMI の接続アカウント名、接続パスワードを入力しておく必要があります。
また、Hyper-V では重複した仮想マシン名、仮想スイッチ名を作成可能ですが、それぞれの判別が難しいため重複しているものは監視を行えない仕様としておりますのでご了承願います。

307_hyperv_1

「Hyper-V 管理」画面では、コンピュータ名、仮想マシン名、可能マシンの状態、稼働時間、インストール日時、仮想スイッチ名の確認を行えます。
同一の仮想マシン名、仮想スイッチ名が存在する場合、監視を行えない為、重複している場合は警告表示を行います。

307_hyperv_2

また、「Hyper-V 管理」画面は「ホスト一覧」画面からも遷移を行えます。

307_hyperv_3

31.10.1.2.2. AWS 監視
AWS(Amazon Web Services)の監視を追加しました。
AWS の監視では Amazon が提供している CloudWatch と連携して値を取得し、監視を行います。
CloudWatch では値を 2 週間しか保持することができませんが、X-MON で監視を行うことで 2年間値を保持することが出来ます。
・AWS/EC2 CPU 使用率監視
・AWS/EC2 DISK 書込回数監視
・AWS/EC2 DISK 書込量監視
・AWS/EC2 DISK 読込回数監視
・AWS/EC2 DISK 読込量監視
・AWS/EC2 受信トラフィック量監視
・AWS/EC2 送信トラフィック量監視
・AWS/ELB HTTP コード監視(バックエンド・2xx)
・AWS/ELB HTTP コード監視(バックエンド・3xx)
・AWS/ELB HTTP コード監視(バックエンド・4xx)
・AWS/ELB HTTP コード監視(バックエンド・5xx)
・AWS/ELB HTTP コード監視(ロードバランサ・4xx)
・AWS/ELB HTTP コード監視(ロードバランサ・5xx)
・AWS/ELB リクエスト数監視
・AWS/ELB 反応速度監視
・AWS/ELB 無効インスタンス数監視
・AWS/ELB 有効インスタンス数監視
・AWS/RDS CPU 使用率監視
・AWS/RDS DB 接続数監視
・AWS/RDS DISK 書込監視(IOPS)
・AWS/RDS DISK 書込監視(スループット)
・AWS/RDS DISK 書込監視(レイテンシ)
・AWS/RDS DISK 読込監視(IOPS)
・AWS/RDS DISK 読込監視(スループット)
・AWS/RDS DISK 読込監視(レイテンシ)
・AWS/RDS SWAP 使用量監視
・AWS/RDS 空きストレージ監視
・AWS/RDS 空きメモリ監視
・AWS/RDS ログ監視
AWS の監視を行うため、新たにホスト設定内に AWS 設定のセクションが追加されました。

307_aws_1

■ 粒度とは

AWS の監視では、監視コマンドの設定に「粒度(秒)」項目の設定が存在します。
プラグインが実行された際、現在の値を取得しに行くわけではなく、蓄積された値より指定された粒度分毎に、平均、最大、最小を計算して値を取得します。
つまり、平均値、最大値、最小値を計算する期間を指定するのが粒度となります。
※ 粒度の指定は、60以上の値をお願いいたします。

307_aws_2

31.10.1.3. CSV ファイルのアップロード

CSV 一括設定機能が新しくなりました。
Ver3.0.6 と異なり、ホスト登録時に設定する内容は全て設定可能となり、監視パッケージの複数適応や、上書き保存も行えるようになりました。
また、サービスの登録も行えます。
CSV 一括設定では監視パッケージで使用しているマクロ文字は使用できません。

307_csv

31.10.1.4. 監視用コマンドの設定内容の表示

新たに「サービスの詳細」画面に、監視用コマンドの設定内容が表示されるようになりました。
入力時にマスキングされている項目につきましては、パスワードの文字数を知られないように固定で「●●●●●●●●」と表示されます。
また、サービス登録時の監視用コマンド WMI を使用した監視に未入力や、誤ったしきい値の設定を行わないようチェックを強化しました。

307_service

31.10.1.5. MIB ファイルの追加

以下の MIB ファイルを新たに追加しました。
■ VMware ESXi /VMware vCenter
■ CISCO Catalyst WS-C4900M

31.10.1.6. カスタムグラフの追加

複数のサービスから任意の項目を選択して線画するカスタムグラフ機能が追加されました。

307_customgraph

作成したカスタムグラフは組み合わせを保存することで、「簡易レポート」と「ダッシュボード」で利用することができます。

31.10.1.7. グラフチューニングの追加

監視コマンドやサービス単位で、グラフの色や項目名を調整できるグラフチューニング機能が追加されました。

307_graph_tune

グラフの色や項目名以外にも「最大許容間隔」や「最小値」「最大値」の指定を行えます。
・最大許容間隔
 データが RRD ファイルに渡される最大間隔で、この最大許容間隔以上に長い間隔でデータが渡された際には、データが入らなかった期間を全て nan とします。
・最小値
 取得したデータが指定された最小値より小さな値の場合、nan とします。
・最大値
 取得したデータが指定された最大値より大きな値の場合、nan とします。

31.10.1.8. 監視パッケージ機能強化

ホストに設定されているサービスより監視パッケージを作成する機能が追加されました。
また、SNMP バージョンのマクロ指定が行えるようになりました。

307_package

また、Ver3.0.6 以前では、サービスが追加されているホストには監視パッケージの適用が行えませんでしたが、Ver3.0.7 では既にサービスが登録されているホストにも監視パッケージの適用が行えます。
同名のサービスがホストと監視パッケージの両方に存在する場合は、監視パッケージ側のサービス情報が上書きされることはありません。ホストに存在するサービスの情報が優先されます。

31.10.1.9. ショートカット機能

X-MON 内のページをショートカットとして登録する機能が追加されました。
ソートや検索の内容も保持されますので、監視メニュー「サービス一覧表示」などでソートや検索を行った状態のページへワンクリックで遷移することが可能です。

307_shurtcut_1

以下が「ショートカット管理」です。
並び替え、削除、名称の変更を行った場合、[ 変更を保存する ]をクリックし情報の保存をお願い致します。

307_shurtcut_2

31.10.1.10. ホストの設定一括変更でロゴイメージが変更可能

Ver3.0.7 より「ホスト設定一括変更」で「ロゴイメージ」項目の変更が可能になりました。

307_host_logo

31.10.1.12. ヘッダーアイコンの変更

ヘッダーメニューに使用しているアイコンを変更しています。

307_icon

31.10.1.13. Nagios Core アップデート

X-MON のコアエンジン Nagios のバージョンを「3.4.4」より「3.5.0」へアップデートしました。

31.10.1.14. ユーザ追加時の必須項目を変更

従来ではユーザ作成時に「E-MAIL アドレス」項目の入力が必須となっていましたが、Ver3.0.7 より通知ユーザ権限以外のユーザについては「E-MAIL アドレス」項目の入力が任意となりました。
通知ユーザのみ「E-MAIL アドレス」項目または「携帯モバイル用 E-MAIL アドレス」項目どちらかの入力が必須となります。

31.10.2. 不具合の修正

31.10.2.1. 監視設定

  • 監視中に除外時間帯に差し掛かると、再チェック時刻が深夜 00:00 になる

  • SNMP 監視 ネットワークインタフェース監視の設定項目に不必要な項目が追加されている

  • TRAFFIC 監視(複数インターフェイス合計)において、SNMP を用いて取得したカウンター値が桁あふれを起こした場合のみ値がおかしくなる

  • 「このホストの全サービスを即座に再チェックする」をクリックした際に、アクティブチェックが無効のサービスまで強制的に監視が動作する

  • Web 改ざん警告管理にて、警告を消去した際即座に再チェックを行うように変更

  • Web 改ざん監視(一括監視)でリンクを辿る対象の URL を HTML ファイル内の URL のみに変更

  • Windows イベントログ警告管理にて、OS「Windows2003」のイベントログを監視した際に、時間が 9 時間遅れた値になる

31.10.2.2. エスカレーション関連

  • ホスト・サービス情報から「今すぐ通知及びエスカレーションを実行する」を実行した際に、エスカレーション登録された警告灯が点灯しない

  • バックアップバージョン xb3 以前のバックアップをリストアすると、X-MON からメールの送信が動作しない

31.10.2.3. 表示関連

  • ホスト ID 検索で「.(ドット)」が正しく検索できない

  • ホストやサービスを絞り込み表示している場合、対象のホストやサービスで障害が発生している時にアラートをあげるように修正

  • IE9 で「戻る」ボタンをクリックした際により詳細な遷移元に戻れるように修正

  • ホスト・サービス情報の「イベントログ」項目に NSClient++を用いた監視でかつ正常に監視が行えていない場合「ログ」項目が空白になる

  • ホスト・サービス情報にて、外部コマンド発行後の表示タブが、発行前と違う

  • SNMPTRAP 管理にて、NET-SNMP-VACM-MIB、NET-SNMP-PASS-MIB が一覧画面に表示されていない

  • 構成管理画面にて、設置ラックの選択で 1U に 3 ホスト目を設置すると「ここに設置」のボタンがずれる場合がある

  • 構成管理画面にて、設置ラック名が重複している場合、ラックの情報が正しく表示されない

31.10.2.4. グラフ関連

  • NRPE 経由での SWAP 監視のグラフが表示できない

  • しきい値および算出値の値を切り替えた際、別ウィンドウでの表示で設定が反映されない

  • サービスリソース表示画面でしきい値および算出値の切り替えが行えない

31.10.2.5. 管理機能

  • syslog 管理にて通知先グループを編集し対象ホストを追加した場合、X-MONが正常に再起動出来ない(Nagiosエラーが出力される)

  • 親ホストに設定されているホストを削除するとX-MONが正常に再起動出来ない(Nagiosエラーが出力される)

  • ホストを登録した際、ネットワークがループするホスト関係の場合、X-MONが正常に再起動出来ない(Nagiosエラーが出力される)

  • ホスト検出の入力欄に不適切な文字が入力できる

  • ユーザの閲覧対象に含まれているホストグループが削除できる

  • アイコン管理にて、縦幅が 40px 未満の画像をアップロードした場合、正常に縮小されない

  • 文字コード「SJIS」の MIB ファイルが「MIB ファイルの詳細」画面で文字化けする

  • ドキュメント管理にファイルのアップロードを行った際、ファイル名に半角スペースが含まれているとダウンロード時に半角スペースが+(プラス記号)に変換される

31.10.2.6. その他

  • X-MONアップデート時に snmptt パッケージがアップデートされてしまい、Trap を正常に監視できなくなる

  • バージョン 2.2 からのコンバート処理で、アイコンが正常にコンバートされない

  • システム情報に登録されたライセンスキーを誤ったライセンスキーで再登録を行った際、X-MON を操作できなくなる

  • ブラウザの Referer が無効の状態で、セットアップウィザードが完了しない

  • 各設定の名称に;(セミコロン)を登録できないように変更しました。

31.11. X-MON 3.0.6

Release:2013/02/12

31.11.1. 新機能・改善内容

31.11.1.1. ロケーションマップ機能

ホストの設置場所をもとにマップを表示する「ロケーションマップ」機能を追加しました。
ロケーションマップは監視メニュー「マップ」から確認することができます。なお、機能追加に伴い、Ver3.0.5 以前の監視メニューの名称を「ネットワークマップ」から「マップ」に変更しました。

306_map_1

障害が発生しているホストがあると、その場所のアイコンの表示が変化します。マップを辿ることで、実際に障害が発生しているホストの設置場所を確認することができます。

306_map_2

ロケーションマップを表示するための設定は、管理者メニュー「構成管理」および各ホスト・サービスの「ホスト情報」、「サービス情報」の「構成情報」タブより設定します。

306_map_3 306_map_4

31.11.1.2. 外部リンク機能

ダッシュボードに任意の web サイトへのリンクを設置できる「外部リンク」機能を追加しました。

306_link_1

外部リンクの設定は、ダッシュボード「外部リンク」内「外部リンクの編集」から行うことができます。

306_link_2

また、外部リンクはダッシュボード内のレイアウトを変更することができます。レイアウトパターンは 3 種類から選択することができます。

306_link_3

31.11.1.3. X-MON 全体の設定状況の表示機能の表示

X-MON 全体の設定状況をお知らせするアイコンを追加しました。監視メニュー「プロセス情報」の設定のうち停止または無効となっている項目があれば、上部アイコンでお知らせします。
監視メニュー「プロセス情報」では、X-MON からの通知をすべて無効にしたり、監視を停止することができます。

306_config

31.11.1.4. PING・TRACEROUTE コマンド実行機能

ブラウザ上で PING コマンドと TRACEROUTE コマンドを X-MON から監視対象に対して実行できる機能を追加しました。
コマンド実行画面へは、監視メニュー各画面のステータス情報部分から移動することができます。

306_ping

31.11.1.5. 監視プラグインの追加

MSSQL(Microsoft SQL Server)の監視プラグインを追加しました。
・MSSQL クエリ実行結果監視
・MSSQL データベース監視
・MSSQL バッファ監視
・MSSQL メモリ監視
Windows の特定のプロセスのメモリ使用量の監視プラグインを追加しました。
・WMI による Windows プロセスメモリ監視
以下の VMware 監視プラグインが IPv6 に対応しました。
・VMware ホスト CPU 使用率監視
・VMware ホストメモリ使用率監視
・VMware データストア使用率監視
・VMware 物理 NIC 受信量監視
・VMware 物理 NIC 送信量監視
・VMware ゲスト CPU 使用率監視
・VMware ゲストメモリ使用率監視
・VMware ゲストディスク使用率監視
・VMware 仮想スイッチ受信量監視
・VMware 仮想スイッチ送信量監視

31.11.1.6. 対応機器の追加

株式会社アイエスエイ製「警子ちゃんミニ DN-1000S-3L」に対応しました。

31.11.1.7. 設定一括変更の強化

管理者メニュー「設定一括変更」で、変更対象としてホスト・サービス単位で選択できるようになりました。
サービスの選択では、従来のサービス ID での指定の他、監視プラグイン別で変更対象の絞り込みが行えるようになりました。

306_multi_setting

31.11.1.8. ホスト情報・サービス情報の改修

監視メニュー内「ホスト情報」および「サービス情報」から実行する監視チェック等の外部コマンドや、監視設定の有効化等のインタフェースのリニューアルを行いました。
「このホストを即座にチェックする」、「このホストを認知済みにする」等の外部コマンドの実行は、画面右上のアイコンとセレクトボックスから選択して実行することができます。
アクティブチェックやパッシブチェックの有効化の切り替えは、「ホスト詳細」および「サービス詳細」タブ下部から行うことができます。

306_host_service_info_1 306_host_service_info_2

31.11.1.9. ステータス情報からのリンクの追加

一部の監視について、ステータス情報から関連情報ページまたは監視対象ページへ移動できるようになりました。
Web 改ざん監視のステータス情報から、Web 改ざん警告管理へ移動できます。
対象監視プラグイン
・Web コンテンツ改ざん監視
・Web コンテンツ改ざん監視(一括監視)
Windows イベントログ監視のステータス情報から、Windows イベントログ警告管理へ移動できます。
対象監視プラグイン
・WMI を用いた Windows イベントログ監視
・WMI を用いた Windows イベントログ監視(自動復旧)
HTTP 監視のステータス情報から、監視対象の Web ページへ移動できます。
対象監視プラグイン
・HTTP 監視
・HTTPS 監視
・HTTP IP ベースバーチャルホスト監視
・HTTPS IP ベースバーチャルホスト監視
・HTTP ネームベースバーチャルホスト監視
・HTTPS ネームベースバーチャルホスト監視

31.11.1.10. Web 改ざん監視の強化

除外タグを使用することで、動的コンテンツ等の監視対象から除外したい箇所を含む Web ページの監視が行えるようになりました。
監視対象から除外する箇所は、監視除外タグ(<!--IGNORE_CHECK-->~<!--/IGNORE_CHECK-->)で囲みます。

31.11.1.11. Windows イベントログ監視の強化

Windows イベントログ監視のイベントログ絞り込み項目に、新たに「イベントログ種別」および「イベントタイプ」を追加しました。

306_eventlog

31.11.1.12. 監視プラグインのグラフ生成対応

以下の監視プラグインが監視対象値のグラフ生成に対応しました。
・NSClient++ファイルサイズ監視
・NRPE 経由での SWAP 監視
・NRPE 経由での IMAP4 監視
・NRPE 経由での IMAPS 監視
・HTTP ネームベースバーチャルホストの監視
・HTTP IP ベースバーチャルホストの監視
・HTTPS ネームベースバーチャルホストの監視
・HTTPS IP ベースバーチャルホストの監視

31.11.1.13. その他変更箇所

・X-MONのコアエンジン Nagios を 3.4.4 に更新しました。(再起動時にイベントログと画面表示からダウンタイム設定が表示されなくなる不具合の修正が含まれています)
・ホストの検出から登録する際に、ホスト監視のみ行うよう設定できるようにしました。
・ホストの SNMP 認証設定および WMI 認証設定を変更すると、サービスにも反映されるようになりました。
・SNMP バージョン 3 の認証パスワードおよび暗号化パスワードの最大設定文字数を 32 文字から 64 文字に変更しました。
・WMI パスワードの最大設定文字数を 16 文字から 64 文字に変更しました。
・スタンダード版ライセンスでの 1 ホスト当たりの最大サービス登録数が 100 サービスから無制限となりました。
  ・10 ノード版および 50 ノード版ライセンスでの 1 ホスト当たりの最大サービス登録数は 100 サービスです。
・ホスト管理および監視パッケージ管理に検索機能を追加しました。

31.12. X-MON 3.0.5

Release:2012/10/09

31.12.1. 新機能・改善内容

31.12.1.1. エスカレーション機能

Ver3.0.5 より、エスカレーション機能を追加しました。
エスカレーション機能の実装に伴い、以下の柔軟な対応を行うことが可能になります。
・指定された実行タイミングに対し、別ユーザ、ユーザグループへ障害のエスカレーション通知
・障害発生より指定された実行タイミングにエスカレーションコマンドを実行

305_escalation_1

ホスト、サービス、監視パッケージサービスでエスカレーションの設定を行えます。
エスカレーション設定を行う場合、一覧画面にエスカレーション設定ボタンが追加されています。

305_escalation_2

サービスにエスカレーション設定を行う場合、 [サービスエスカレーション設定]をクリックし、設定画面へ遷移します。
詳細な設定方法や挙動に関しては、X-MON サポートサイトより別紙「 エスカレーション機能ガイド 」をご参照ください。
31.12.1.1.1. イベントハンドラよりエスカレーション機能への移行

305_escalation_3

Ver3.0.5 より TRAP 送信、警告灯の点灯はエスカレーション設定にて行います。
ホストやサービス、監視パッケージサービス設定の「イベントハンドラ」項目に TRAP送信、または警告灯の点灯が設定されている場合、アップデートを実施した際にエスカレーション設定へ自動移行されますのでご注意ください。
注意
アップデート後、通知先グループとイベントハンドラコマンドを設定しているホスト設定・サービス設定につきましては、設定している再通知間隔より短い間隔で再通知メールが送信されます。
このような設定のホスト・サービスに関しましては、お手数ですが、アップデート後に通知先グループの設定とエスカレーション設定を修正して頂きますよう宜しくお願い致します。
■ 設定変更例
アップデート前に表 1 のような設定を行っていたサービス設定はアップデート後、表 2のようにイベントハンドラコマンドの設定が変更され、新たにサービスエスカレーション設定が追加されます。
このとき、アップデート前には障害発生後 120 分後にX-MONusers 宛に送信されていた再通知メールが、アップデート後には障害発生後 5分後に送信されるようになります。
アップデート前のように 120 分後に X-MONusers 宛に再通知メールを送信するには、表 3 のように設定を変更します。

305_escalation_4 305_escalation_5 305_escalation_6

31.12.1.1.2. エスカレーション機能追加に伴い、一部削除制限の追加

305_escalation_7

エスカレーション設定で使用された「ユーザ」「ユーザグループ」「警告灯管理 > 障害時点灯設定」に関しては設定を外さない限り削除できませんのでご注意ください。

31.12.1.2. IPv6 での監視を追加

新たに IPv6 での監視を追加いたしました。
IPv6 監視が追加された監視プラグインは以下です。
・SNMP 監視(v1,v2 対応)
 ・SNMP 任意 OID 監視
 ・SNMP 任意 OID 正規表現監視
・SNMP 監視(v3 対応)
 ・SNMP 任意 OID 監視(認証)
 ・SNMP 任意 OID 監視(認証暗号化)
 ・SNMP 任意 OID 正規表現監視(認証)
 ・SNMP 任意 OID 正規表現監視(認証暗号化)

31.12.1.3. 一部の監視がグラフ表示に対応

以下の監視プラグインが新たにグラフ生成に対応しました。
・NRPE 経由でのメールキュー監視
・NRPE 経由での HTTPS 監視

31.12.1.4. Linux サーバ、Windows サーバ、ネットワーク機器の監視パッケージを追加

よく監視される Linux サーバ、Windows サーバ、ネットワーク機器用のサービスを監視パッケージとしてご用意致しました。
ホスト登録後に適用することで、各種ホストに合った基本的な監視をまとめて登録することができます。

項目名

内容

Cisco2960-24 トラフィック監視

Cisco2960-24 に対応したトラフィック監視と PING 監視のサービスをホストに登録します。

Cisco2960-48 トラフィック監視

Cisco2960-48 に対応したトラフィック監視と PING 監視のサービスをホストに登録します。

Linux 標準監視

Linux の標準監視サービスをホストに追加します。

Linux メールサーバ監視

Linux の標準監視サービスとメール監視サービスをホストに追加します。

Linux MySQL サーバ監視

Linux の標準監視サービスと MySQL 監視サービスをホストに追加します。

Linux PostgreSQL サーバ監視

Linux の標準監視サービスと PostgreSQL 監視サービスをホストに追加します。

Linux Web サーバ監視

Linux の Web サーバ監視サービスをホストに追加します。

Windows 標準監視

Windows の標準監視と PING 監視サービスをホストに追加します。

Windows AD サーバ監視

Windows の Active Directory に対応した標準監視サービスをホストに追加します。

Windows DNS サーバ監視

Windows の DNS サーバ監視と PING 監視のサービスをホストに追加します。

Windows メールサーバ監視

Windows のメールサーバ監視と PING 監視のサービスをホストに追加します。

Windows Microsoft SQLServer 監視

Windows の Microsoft SQL Server 監視と PING 監視のサービスをホストに追加します。

Windows Web サーバ監視

Windows の Web サーバ監視サービスをホストに追加します。

31.12.1.5. Nagios コアの更新

X-MON で利用している Nagios コアを最新版である Ver 3.4.1 へアップデート致しました。

31.12.1.6. 警告灯管理

31.12.1.6.1. オペレータ権限で使用可能

305_signaltower_1

X-MON3.0.5 より警告灯管理に承認機能が追加になりました。
承認機能が追加されたことによりオペレータ権限で閲覧、登録、編集、削除を行えるようになりました。
※ システム管理者、または運用責任者に承認されない限り反映はされません。
31.12.1.6.2. 障害時点灯設定の n 秒後の処理のデフォルトを変更
障害時点灯設定の n 秒後の処理のデフォルトを、復旧時は 3 秒後に消灯消音、障害時は 5 秒後に消灯消音に変更しました。

305_signaltower_2

31.12.1.6.3. 通常点灯時の点灯条件の変更
Ver3.0.5 より認知済みやダウンタイム中などの状態は点灯すべき障害と判断しないよう変更致しました。
例と致しましては、下図のように UNKNOWN のサービスが「1」である場合に対象のサービスを認知済み又はダウンタイムに設定すると UNKNOWN であるサービスは無いという判定になります。
そのため、全ての障害を認知済み又はダウンタイムに設定した場合は通常時点灯パターンを実行します。

305_signaltower_3

31.12.1.7. ホスト・サービス設定

31.12.1.7.1. 障害の再通知を行わない設定が可能

305_re_escalation

Ver3.0.4 以前では必ず再通知が行われる仕様となっておりましたが、Ver3.0.5より再通知を行わない設定が可能となりました。
設定方法としては、ホストやサービス設定画面の再通知間隔(分)に「0」を指定することで障害発生時にメール通知を行い、その後は再通知を行わなくなります。
※ エスカレーション設定を行っている場合はエスカレーション間隔が優先されますので、エスカレーション設定内容に応じたエスカレーションと、それに伴い再通知が実行されます。
31.12.1.7.2. 設定項目の入力値の範囲を変更
設定項目のうち、一部設定項目の入力値の範囲が変更されました。
ホスト設定

設定項目

変更後の範囲

試行回数

1 から 1576800 まで

監視間隔

0 から 1576800 まで

再試行間隔(分)

0 から 1576800 まで

再通知間隔(分)

0 から 1576800 まで

初期通知の遅延時間(分)

0 から 1576800 まで

フラッピング検出の低しきい値(%)

0 から 100 まで

フラッピング検出の高しきい値(%)

0 から 100 まで

フレッシュネスしきい値(秒)

0 から 94608000 まで

サービス設定

設定項目

変更後の範囲

試行回数

1 から 1576800 まで

監視間隔

0 から 1576800 まで

再試行間隔(分)

1 から 1576800 まで

再通知間隔(分)

0 から 1576800 まで

初期通知の遅延時間(分)

0 から 1576800 まで

フラッピング検出の低しきい値(%)

0 から 100 まで

フラッピング検出の高しきい値(%)

0 から 100 まで

フレッシュネスしきい値(秒)

0 から 94608000 まで

31.12.1.8. ホスト・サービス情報

31.12.1.8.1. 整数値の監視を行っている SNMP 監視で文字列を検出時のステータスを変更

305_snmp

整数値の監視を行っている SNMP 監視で文字列を検出した場合「OK」を返していましたが、「UNKNOWN」を返すように変更致しました。
※ SNMP 任意 OID 監視、SNMP 任意 OID 正規表現監視は文字検出を行う為、「UNKNOWN」にはなりません。
31.12.1.8.2. 分指定で通知及びエスカレーションを遅らせる時間を設定できるように変更
ホスト・サービス詳細画面の「通知及びエスカレーションを遅らせる」コマンドで、UNIX タイムではなく分指定で、障害を検出した時に次回通知を遅らせる時間を設定できるように変更しました。

31.12.1.9. 通知履歴でメール通知とコマンド実行の履歴の絞り込み機能を追加

監視メニュー「通知履歴」「ホスト情報」「サービス情報」の通知履歴で、メール通知と TRAP 送信、警告灯点灯、ユーザコマンド実行の履歴を絞り込んで表示することができるように変更しました。

305_command_history_1

「通知履歴」では、画面上部に表示されているセレクトボックスで表示したい通知を選択し、更新ボタンを選択すると選択した通知のみ表示されます。

305_command_history_2

「ホスト情報」「サービス情報」の通知タブでは、「全ての通知」、「メール通知」、「コマンド実行」のタブが追加されています。表示させたい通知のタブを選択すると、選択された通知が表示されます。

31.12.1.10. 設定一括変更のチェックコマンドをより細かく指定できるように変更

305_service_multi

管理者メニュー「設定一括変更」のチェックコマンドの引数をより細かく指定できるように変更致しました。
上記赤枠「サービス監視用コマンド」にチェックが入っている場合、対象サービスのコマンド、及び引数を全て変更します。
上記青枠「引数」部分にのみチェックをいれた場合、同一「サービス監視用コマンド」を使用している対象サービスのみ指定された引数部分の変更を行います。

31.12.1.11. その他の更新

■ VMware CPU 監視のグラフ描画時に小数点以下の値も表示するよう変更

Ver3.0.4 以前は整数値しか表示されませんでしたが、Ver3.0.5 より、VMware CPU 監視のグラフ描画時に小数点以下の値も表示するよう変更しました。

■ 監視チェック前のホスト・サービスに次回チェック予定時刻を表示

監視メニューホスト・サービス一覧表示に表示される、アクティブチェックが有効なホスト・サービスのステータス情報欄に、次回チェック予定時刻を表示すように変更しました。
※表示が行われるのは、ホストやサービスを新規追加後から、1回目のチェックが実行される前のみです。
 また、オンデマンドチェックや、パッシブチェックを行なっている場合は、今まで通り「スケジュールが行われていません」と表示されます。

305_service_check

■ ユーザ ID の最大設定文字数を 64 文字に拡大

管理者メニュー「ユーザ管理」ユーザ ID 項目の入力制限を 16 文字から 64 文字へ変更しました。

■ バックアップ管理にバージョン番号の表示

305_backup

取得したバックアップファイルのバージョンが表示されます。
また、オンラインマニュアルに各機能がどのバックアップバージョンから含まれているか記載しております。
なお、Ver3.0.5 よりリストア処理を行った際に再起動が行われるようになりました。

■ TRAP 受信時に制御記号を除去するよう変更

以下の制御記号がメッセージで送られてきた場合、改行等を行わないように回避しました。

16 進数

文字

0x09

HT(水平タブ)

0x0A

LF(改行)

0x0B

VT(垂直タブ)

0x0C

FF(改ページ)

0x0D

CR(復帰)

■ 管理メニュー「高度な設定」の「監視コマンド設定」の引数の入力欄を拡大しました。

31.13. X-MON 3.0.4

Release:2012/08/03

31.13.1. 新機能・改善内容

31.13.1.1. 監視コマンド及び監視プラグイン設定機能を追加

監視コマンド設定機能と監視プラグイン設定機能については管理者メニューの「高度な設定」より進むことが出来ます。

304_plugin_1

31.13.1.1.1. 監視プラグイン設定機能
監視プラグイン設定機能では独自の監視プラグインを追加出来ます。
追加した監視プラグインはホストやサービス及び監視パッケージの設定にて使用することが出来ます。
オプションや引数をそれぞれの監視プラグインに設定出来ますので、より柔軟な監視を行えます。
監視サービス毎に異なる値(WARNING のしきい値等)についても$ARGn$(n は数字)という Nagios 標準マクロを引数として指定することで、ホストやサービスの設定時にそれぞれ値を設定することが出来ます。
監視プラグインを登録するには「監視プラグインの設定」にて実行コマンドや引数を入力してください。

304_plugin_2

実行コマンドには「 監視コマンド設定機能 」で登録した監視コマンドを利用出来ます。
また、引数には Nagios 標準マクロを使用することが出来ます。Nagios 標準マクロにつきましては、X-MONのオンラインヘルプに一覧がございますので、ご参照ください。
$ARGn$の Nagios 標準マクロを引数として使用することで、ホストやサービスの設定時に各サービスに応じた値を入力することが出来ます。
■ 設定例
監視プラグインの設定にて各項目値を設定します。

304_plugin_3

$ARGn$を引数と設定したので、詳細設定ページにて項目名とデフォルト値を設定します。
デフォルト値として X-MON のマクロが利用可能です。X-MON マクロにつきましては、X-MONのオンラインヘルプに掲載していますのでご参照ください。

304_plugin_4

以上の設定を行うことで追加した監視プラグインを用いて監視を行えます。
31.13.1.1.2. 監視コマンド設定機能
監視コマンド設定機能では独自の監視コマンドを追加出来ます。
独自の監視コマンドについては、プログラムを記載したファイルをアップロードすることで監視コマンドを追加出来ます。
監視コマンドをアップロードしただけでは、ホストやサービスの監視用コマンドとして利用できません。
監視用コマンドとして利用するには、追加した監視コマンドを実行コマンドとした監視プラグインを「 監視プラグイン設定機能 」で作成する必要があります。
監視コマンドを登録するには「監視コマンドの登録」より、プログラムを記載したファイルをアップロードしてください。
ただし、下記のファイルにつきましてはアップロードすることができません。
・ファイルのサイズが PHP で設定している上限を超えている。
 上限については「監視コマンドの登録」のヘルプをご覧ください。
・アップロードするファイル名が Nagios コマンドと同名となっている。
・拡張子が下記のいずれかになっている。
 zip、pdf、jpg、gif、doc、ppt、png、docx、xlsx、xls、ppts

304_plugin_5

31.13.1.2. VMware 監視が vSphere5 に対応

X-MON 3.0.4 より VMware 監視が vSphere5 にも対応致しました。

31.13.1.3. ヘッダ部分のデザイン変更

ヘッダに新たな承認待ちの件数を表示する機能が追加されました。

304_header_1

ヘッダ画面赤枠部分に、承認案内を表示します。
また、現在表示されている[ ログアウト ]ボタンや[ X-MON の再起動を行ってください。 ]ボタンもアイコンに変更しています。

304_header_2

再起動アイコン ※注
このアイコンは再起動の必要があるときに点滅します。
点滅しているときに選択すると、X-MON の再起動を実行します。

304_header_3

承認待ちアイコン ※注
承認待ちの申請があると右上に件数を表示します。
右上に件数がある状態で選択すると、設定変更の承認へ移動します。

304_header_4

ヘルプアイコン
このアイコンを選択することでダッシュボードのヘルプ画面へ移動します。

304_header_5

ログアウトアイコン
このアイコンを選択すると、X-MON からログアウトします。
※注 閲覧者権限のユーザにはアイコンが表示されません。
オペレータ権限のユーザにはアイコンは表示されますが、再起動及び「設定変更の承認」への遷移は行われません。

31.13.1.4. Windows イベントログ警告管理の表示方法を変更

従来では取得したログを全て時系列で表示していましたが、X-MON 3.0.4 よりサービス毎にまとめて表示するように変更致しました。
そのため、イベントログを監視サービス毎に削除が可能となりました。

304_eventlog

31.13.1.5. WMI による Windows イベントログ監視の機能追加

WMI による Windows イベントログ監視において下記の点が追加になりました。
31.13.1.5.1. イベント ID の指定方法の追加
イベント ID の指定方法に「範囲指定」と「除外指定」及び「複数指定」を追加致しました。
範囲指定:
「1-10」のように指定することで、1 から 10 までのイベント ID という指定が可能です。他にも下記のような範囲指定が可能です。
・「-40」:40 以下のイベント ID
・「20-」:20 以上のイベント ID
除外指定:
「!2」のように指定することで、2 以外のイベント ID という指定が可能です。範囲指定と併用も可能ですので、下記のような指定が行えます。
・「!1-100」:1 から 100 のイベント ID を除外
・「!500-」:500 以上のイベント ID を除外
複数指定:
「1,100」のように指定することで、1 と 100 のイベント ID という指定が可能です。範囲指定及び除外指定と併用も可能ですので、下記のような指定が行えます。
・「1,10-20」:1 と 10 から 20 までのイベント ID
・「1,10-20,!11-13」:1 と 10 から 20 までで 11 から 13 を除外したイベント ID
31.13.1.5.2. 設定項目の追加
WMI による Windows イベントログ監視及び WMI による Windows イベントログ監視(自動復旧)のそれぞれに設定項目を追加致しました。
追加致しました項目は下記になります。
・WMI による Windows イベントログ監視
 エラーステータス:エラーイベントを検出した際に変更される状態を指定することが可能になりました。
※選択できる状態は CRITICAL,WARNING,UNKNOWN です。
・WMI による Windows イベントログ監視(自動復旧)
 復旧イベント ID:復旧条件にイベント ID を指定することが可能になりました。

304_add_plugin

31.13.1.6. その他の更新

■ 時刻設定において、24:00-24:00 という時間の指定を許可するように変更しました

■ サービス作成時に下記のサービス ID を予約語として使用禁止としました

・「-VMPERF」で終わるサービス ID
・「-VMPERF-」を間に含むサービス ID
・「-VMWARE-」を間に含むサービス ID

31.14. X-MON 3.0.3

Release:2012/06/08

31.14.1. 新機能・改善内容

  • X-MONからのSNMP TRAP送信機能の追加

  • SNMPによるWindowsリソース監視の追加(CPU, トラフィック, ディスク, メモリ)

  • Windowsイベントログ監視警告、Web改ざん監視警告をX-MONのログとしてバックアップ対象とする仕様変更

  • SNMPによるプロセス監視のWARNING、CRITICALしきい値に下限値設定の追加

  • 警告灯点灯パターン「default」の名称を「消灯消音」に変更し、新たに「何も行わない」を追加

  • WMIを用いた監視において、WMIアカウント名にドメインも含めて指定できるように変更

  • NSClient++を用いたCPU監視でグラフ生成を行うように変更

31.14.2. 不具合の修正

以下の不具合を修正しました。
  • [ 戻る ]ボタンクリック時の画面遷移の不具合

  • VMwareゲストOS監視において名称に半角括弧を含むゲストVMが監視できない不具合

  • WMIを用いた監視において特定の記号列を含むアカウント、パスワードの場合に監視が行えない不具合

  • X-MON2系からのコンバート処理でコンバートファイルに欠損があり中断した際にエラー文を一部表示するよう修正

  • X-MON2系からのコンバート処理でアイコン名称が未記入の場合、アイコンIDが名称に追記されない不具合

  • X-MON2系からのコンバート処理で構成情報がコンバートされない不具合

  • X-MON2系からのコンバート時にホスト「X-MON」のサービス「PING」グラフが再生成されない不具合

  • X-MONインストール時にパッケージが正常にダウンロードできずエラー出力される不具合

  • ネットワーク障害のコメントアイコン表示不具合

  • TRAP監視において、送信元でないホストからのTRAPを検知した場合もアラートが上がる不具合

  • ホスト登録の際にSNMP、WMI項目を入力後、サービス登録時プルダウン項目が設定値に指定されていない不具合

  • ステータスがソフト状態でも警告灯が点灯してしまう不具合

  • 構成情報 設置するユニット数よりラック上部が少なくなると画面が崩れる不具合

  • 構成情報 場所情報編集時に登録情報が取得できない不具合

  • NRPEによるDISK監視におけるグラフ描画時の単位の不具合

  • 一部入力チェックの不具合修正

  • 監視パッケージを使用したサービス登録時に認証情報が正しく展開されない不具合

  • snmpget, snmpwalkコマンドに関する不具合

  • CSVによるSNMP関連の情報のうち、SNMPver3のデータ登録が一部それぞれ違うカラムに入ってしまう不具合

  • SNMP認証情報に使用可能な記号のうち一部記号が使用できない不具合

  • CSV一括設定でSNMP認証情報が一部正常に格納されない不具合

  • NSCA受信設定の通信暗号化手法が変更できない不具合

  • ホストのNSCAが送信されない不具合

  • X-MON再起動時にNSCAの再起動に失敗する不具合

31.15. X-MON 3.0.2

Release:2012/05/07

31.15.1. 新機能・改善内容

  • CPUのコア数に応じて数値を割り最大値を100%にするCPU(コア数分割)監視プラグインを追加

  • 従来のコメント機能をより強化したスレッドフロー型の「コメント」機能を追加

  • 承認された内容が記録される「設定変更履歴」機能を追加

  • 従来のコメント機能を外部コマンド履歴に名称変更(機能はそのままです)

  • ダッシュボードのパフォーマンスグラフ情報が再ログインしても表示していたグラフ情報が保持されるように変更

  • ダッシュボードのパフォーマンスグラフ生成時にしきい値の表示/非表示が出来るように変更

  • 機能追加、バージョンアップによるヘルプ項目の追加と文言修正

  • 新たにコメント機能を追加した為バックアップの対象にコメントの項目を追加

  • バックアップのログ情報に設定変更履歴の情報を追加

  • VMWARE監視について削除と監視方法に関するヘルプ項目を追加

  • ホスト管理やホスト検出時などでSNMPv3やWMIのパスワード情報は入力時や表示時にマスク処理をかけるよう変更

  • X-MON2.X系からコンバートした際に2.X系で使用していた監視コマンドも修正できるよう変更

31.15.2. 不具合の修正

以下の不具合を修正しました。

31.15.2.1. 全体的な機能

  • 各エイリアス名に記号が先頭で入った場合挙動がおかしくなる不具合

  • イベントログが定期処理で溜まらない不具合

31.15.2.2. 監視プラグイン

  • VMWARE監視で取得してきた値が極端に少ない場合取得値の表示がおかしくなる不具合

  • UDP監視にてタイムアウト時、ホストダウン時に正しく機能しない不具合

31.15.2.3. ダッシュボード

  • 更新ボタンを押すとグラフの表示順が逆転する不具合

31.15.2.4. ホスト管理

  • SNMPv3の項目名が一部間違えて表示されていた不具合

31.15.2.5. ホスト検出

  • 登録したイベントハンドラの情報がID値で表示されている不具合

31.15.2.6. ネットワークマップ検出

  • ネットワークマップ検出時にSNMP情報を取得できないホストの一部を検出対象に含めてしまう不具合

31.15.2.7. 警告灯管理

  • 警告灯が登録されていない状態で障害時点灯が登録出来てしまう不具合

  • 警告灯のエラー処理時、イベントハンドラの情報が保持されていない不具合

  • 警告灯削除時に紐付けデータが残ってしまう不具合

  • 警告灯管理の障害時点灯設定、通常時点灯設定にて新たに警告灯を追加後点灯設定の内容がずれて表示される不具合

31.15.2.8. 構成管理、構成情報

  • ページ内で開かれるミニウインドウで操作後、戻るのボタンを押すと遷移先が異なってしまう不具合

  • ラックに設置したホストを修正する際場所が表示されない不具合

  • 構成情報、ドキュメント情報で過去に生成されたホスト名と同じホスト名を作成すると過去の紐付けデータが表示される不具合

31.15.2.9. 一括設定

  • マクロが含まれているサービスが正しく選択できない不具合

31.15.2.10. アイコン管理

  • ID値と名称が入れ替わって表示されてしまう不具合

31.15.2.11. バックアップ管理

  • バックアップ管理でリストアに成功してもX-MONの再起動案内が出ない不具合

31.15.2.12. 外部連携

  • 親ホストIPアドレスの情報がアップデート時に上書きされてしまう処理を修正

31.15.2.13. セットアップウィザード

  • ホストの検出時のみライセンスが-1台で最大登録台数と認識される不具合

  • 警告灯を設定した際ホストに紐付ける情報が表示されない不具合

31.15.2.14. コンバート

  • adminユーザの情報が一部消失する不具合

  • TRAPのサービスが一つも登録されていないと作業が中断してしまう不具合

  • 既存のX-MON2.X系からの監視コマンドの修正が行えない不具合

  • X-MONが再起動できなくなるケースの不具合

  • アイコン情報が正しく移行できない不具合

  • ドキュメントが格納されない不具合

31.16. X-MON 3.0.1

Release:2012/04/12

31.16.1. 新機能・改善内容

  • ネットワークマップ検出時に、情報が取得できなかったホスト名を表示するように変更

31.16.2. 不具合の修正

以下の不具合を修正しました。
  • ダッシュボード、レポートの選択時に日本語名を使ったホストが正常に呼び出せない不具合

  • バックアップにてRRDファイルリストア時に、グラフデータの蓄積が行われなくなる不具合

  • ドキュメント管理で削除時に一部不要な情報が残る不具合

  • レポートの更新時に順番が入れ替わってしまう不具合

  • ファイルサイズの大きなファイルをアップした時にエラー表示されない不具合

  • 一部ページタイトルが正常に表示されない不具合

31.17. X-MON 3.0.0

Release:2012/04/02

Ver.3.0.0より提供される環境が64bit版のみとなります。