22. NSClient++ アップデートマニュアル

本書はX-MON3系列で新たに追加された監視プラグインの利用のため、すでにNSClient++がインストールされた環境をアップデートするための手順です。

新規でNSClient++の設定を行いたい場合は別マニュアル Windows Server監視 設定手順書 をご確認ください。

基本的なOSやGUIの一般的な操作、用語などについては知識をご理解の上でお読みください。

また、本稼働中のシステムへのインストール・アップデート作業は十分に検証を行ったうえで導入するようにしてください。

X-MONの操作画面はお使いのOSやブラウザによって異なる場合がございます。

22.1. NSClient++のアップデート

22.1.1. X-MON3.13.0における仕様変更に伴うアップデート

3.12以前のバージョンから3.13以降のバージョンへX-MONのアップデートを行う場合は、 NSClient++をアップデートする必要がございます。

22.1.1.1. NSClient++のアンインストール

NSClient++のアンインストール手順(バージョン3.12以前)に従い、既存のNSClient++をアンインストールします。

以下リンク先の手順に従い、アンインストールを実施してください。

NSClient++を監視対象ホストからアンインストールする

ファイアウォール設定は削除しなくても問題ありません。

22.1.1.2. NSClient++のインストール

NSClient++のインストール手順(バージョン3.13以降)に従い、3.13対応のNSClient++をインストールします。

以下リンク先の手順に従い、インストールを実施してください。

NSClient++を監視対象ホストにインストール

ファイアウォール設定を削除していない場合は、再度追加する必要はありません。

これで、X-MON3.13.0における仕様変更に伴うNSClient++のアップデートは完了です。

22.1.2. X-MON3.8.0における、プラグイン追加に伴うアップデート

X-MON3.8.0で新たに以下のプラグインが追加されました。

  • NSClient++ログ監視(除外指定あり)

X-MON3.7.0以前のバージョンのX-MON3.0_NSClient++_x64を利用し、被監視サーバにNSClient++を導入している場合、NSClient++のアップデート作業が必要です。

以下の手順に従い、アップデート作業を実施してください。

※ 新規追加されたプラグインは64bitOSでのみ動作可能です。以下の手順では64bitOSのWindows環境を例に記載します。

22.1.2.1. NSClient++のダウンロード

NSClient++のアップデートにはインストール同様、X-MON専用のNSClient++をサポートサイトからダウンロードします。

22.1.2.1.1. NSClient++を監視対象ホストにダウンロード

X-MONサポートサイト( https://x-mon.jp/support )にログインします。

nsc_update_login

サポートページにログイン後、[ダウンロード] > [エージェント]を開くとダウンロード画面が表示されますので、64bit版をダウンロードください。

nsc_update_download

ダウンロードしたファイル「X-MON3.0_NSClient++_1.1-1.x64.zip」を解凍します。

解凍を行うと「NSClient++」フォルダがあります。

22.1.2.2. 設定ファイルの差し替え

先ほどzipファイルを解凍し取得したNSClient++ディレクトリ 以下( ダウンロード\NSClient++ とする)のファイルでNSClient++の設定ファイルを上書きします。

NSClient++の設定ファイルはC:\Program Files\NSClient++ 以下に展開されています。

以下のファイルを差し替えます。

項目名

ファイルパス

差し替え元

ダウンロード\NSClient++\nsc.ini

差し替え先

C:\Program Files\NSClient++\nsc.ini

さらに、「scripts」ディレクトリの以下のファイルをコピーします。

項目名

ファイルパス

コピー元

ダウンロード\NSClient++\scripts\check_log_exclude.exe

コピー先

C:\Program Files\NSClient++\scripts\

22.1.2.3. NSClient++のサービス再起動

NSClient++のアップデートを反映するため、再起動を行います。

「スタートメニュー」から「管理ツール」を開き、「サービス」を表示させます。

「NSClientpp」がNSClient++のサービス名です

起動している場合はサービスの再起動を選択します。

nsc_update_restart