33. 拡張プラグインマニュアル

本書ではX-MONサポートサイトに公開されている拡張プラグインの登録・使用方法となります。

各拡張プラグインの監視内容や設定方法などは、X-MONサポートサイトからダウンロードした拡張プラグインに同梱されているマニュアルをご確認ください。

33.1. 拡張プラグインについて

拡張プラグインをX-MONに登録することで、標準では登録されていない監視プラグインを利用した監視ができます。

拡張プラグインはエクストランスが作成し、X-MONサポートサイトで配布しています。

拡張プラグインを独自に作成することはできません。ユーザ独自の監視コマンドの作成は[独自プラグイン管理]から行ってください。

サポートサイトから配布している拡張プラグインを改変したものや、ユーザ独自で作成したファイルを登録した場合は、サポート対象外となります。

33.2. 拡張プラグイン管理について

拡張プラグイン管理では、X-MONサポートサイトで配布している拡張プラグインを管理できます。

拡張プラグイン管理で、登録した拡張プラグインの監視コマンドの名称や閾値の初期値を編集できます。

拡張プラグイン管理画面は[管理者メニュー]の[高度な設定]から[拡張プラグイン管理]をクリックして開きます。

33.3. 拡張プラグインの登録

33.3.1. 拡張プラグインのダウンロード

登録する拡張プラグインは、事前にX-MONサポートサイトからダウンロードし、zip形式で圧縮されているので解凍してください。

解凍すると拡張プラグインの監視内容や登録方法が記載されたマニュアル(PDFファイル)と拡張プラグイン(tgzファイル)が含まれています。

拡張プラグインは解凍や編集を行わないでください。

33.3.2. 拡張プラグインのアップロード

拡張プラグインの登録は拡張プラグイン一覧の[登録]をクリックします。

store_button

登録画面が表示されるので、アップロードファイルの[ファイルを選択]をクリックし、登録したい拡張プラグインを選択します。

登録したい拡張プラグインを選択後、[アップロード]をクリックします。

upload_plugin

アップロードをクリックすると拡張プラグインの確認画面が表示されます。

確認画面では以下のように登録する拡張プラグインの情報を確認できます。

項目名

概要

コマンドID

登録する拡張プラグインの監視コマンドIDです。

コマンド名称

ホストやサービスの監視コマンド選択時に表示される名称です。

プラグインのバージョン

拡張プラグインのバージョン番号です。

コマンドタイプ

ホスト用とサービス用があり、どちらで使用できるかを表示しています。

コマンドグループ

拡張プラグインがどのコマンドグループに属するかを表示しています。デフォルトでは[その他]になります。

グラフ描画

拡張プラグインをホストやサービスに登録したときのグラフ描画の有無が表示されます。

登録したい拡張プラグインのコマンドIDやコマンド名称であることを確認して[登録]をクリックすることで、アップロードした拡張プラグインが監視コマンドとして使用できます。

check_plugin

33.4. 拡張プラグインの編集

登録した拡張プラグインの編集を行いたい場合は、拡張プラグイン一覧で対象の拡張プラグインの[詳細表示]をクリックします。

detail_button

詳細表示が表示され、現在の拡張プラグインの設定が表示されます。

詳細画面では監視コマンドのIDや名称、監視コマンドを発行するために必要な引数のデフォルト値やグラフ描画の有無などを確認できます。

詳細画面の[編集]をクリックすることで編集が行えます。

edit_button

編集画面では以下のように編集できる項目のみ入力欄が表示されています。

編集対象

概要

コマンド名称

監視登録時、監視プラグインの選択肢として表示される名称を変更できます。255文字以内で入力する必要があります。

コマンドグループ

既存のコマンドグループの中から選択することができ、選択したコマンドグループに拡張プラグインが含まれるようになります。デフォルトでは[その他]になっています。

項目名

拡張プラグインを利用した監視登録時に必要な、項目名を変更できます。255文字以内で入力する必要があります。

デフォルト値

拡張プラグインを利用した監視登録時に必要な項目の、初期値を変更できます。255文字以内で入力する必要があります。

各種変更を行い、[編集]をクリックすることで拡張プラグインの編集が完了します。

edit_plugin

33.5. 拡張プラグインを使用した監視を登録する

登録した拡張プラグインは、通常の監視プラグインと同様に使用できます。

ホスト・サービスに監視を追加する際は、基本的な監視追加や編集と変わらず、拡張プラグインに割り当てた監視コマンドグループを選択すると、[サービス監視コマンド]一覧に拡張プラグインが追加されています。

service_plugin

拡張プラグインの監視内容や各引数の詳細な設定内容については、拡張プラグインに同梱されているマニュアルをご参照ください。

33.6. 拡張プラグインの削除

拡張プラグインの削除は、拡張プラグイン一覧から対象の拡張プラグインを選択して[削除]をクリックすることで行えます。

delete_button

拡張プラグインをホストやサービスの監視として使用している状態では、以下のようにエラーが発生し、削除できません。

この場合、削除対象の拡張プラグインを登録しているホストやサービスの削除、もしくは監視コマンドの変更を実行してから拡張プラグインの削除を行ってください。

delete_error

33.7. その他

33.7.1. 拡張プラグインのアップロード時にエラーが発生した場合

拡張プラグインのアップロード時に以下のようなエラーが発生した場合の対処法になります。

33.7.1.1. 同じバージョンのプラグインが既に登録されています・より新しいバージョンのプラグインが既に登録されています

このメッセージが表示された場合は、登録しようとした拡張プラグインと同一、またはより新しいバージョンの拡張プラグインが既に登録されています。

もし何らかの理由で古い拡張プラグインを登録しなければならない場合は、すでに登録されている同一の拡張プラグインを削除してから登録してください。

33.7.1.2. その他のエラーが発生した場合

上記以外のエラーが発生した場合は、X-MONサポートチームにお問い合わせください。