30. グラフチューニングマニュアル

30.1. グラフチューニングとは

グラフチューニングでは、以下のような変更を行うことができます。

  • 監視プラグインのグラフ描画設定の変更を行えます。

  • 特定サービスのグラフ描画設定の変更を行えます。

どちらも変更を行った場合は、特定サービスのグラフ描画設定の変更が優先されて反映されます。

グラフチューニング画面を表示するには[管理者メニュー] – [高度な設定] から[グラフチューニング]をクリックします。

admin_drawgraph

30.2. 監視プラグインのグラフ描画設定の変更

サービスの登録時に選択した監視プラグインから描画されるグラフの設定を変更したい場合や、変更対象の監視プラグインが登録されていてグラフ描画設定の変更が行われていないサービスのグラフ描画を一括で変更する場合、グラフチューニングの[デフォルト値設定]を使用して設定を行います。

本項目でのグラフ描画設定は監視プラグイン単位での変更となります。

監視プラグインのグラフ描画設定の変更は、グラフチューニング画面から[デフォルト値設定]をクリックします。

menu_default

30.2.1. 変更対象の監視プラグインを選択する

監視プラグインのグラフ描画設定を変更するために、変更対象の監視プラグインの選択を行う必要があります。

[コマンドグループの選択]のメニューをクリックすることでコマンドグループが表示され、変更を行いたい監視プラグインが登録されているコマンドグループをクリックすることで、コマンドグループに登録されている監視プラグインの一覧が表示されます。

default_plugingroup

監視プラグイン一覧ではグラフの描画有無や、グラフ描画設定の変更が可能かどうかにより、以下のように操作の列の表示が変わります。

  • [詳細へ]
    • グラフ描画設定が変更できる監視プラグインに表示されます。

  • [詳細へ]以外の表示
    • [詳細へ]以外の表示につきましては、グラフの描画が無いものやグラフ描画設定が変更できない監視プラグインとなります。

default_operate

今回は例としてPING監視のグラフ描画設定を変更するので、コマンドグループは[死活監視]を選択し、名称が[PING監視]の[詳細へ]をクリックします。

default_plugin_select

30.2.2. グラフ描画設定を変更する

グラフ描画設定を変更する場合は以下の項目が変更できます。

項目名

設定内容

グラフ項目名

グラフの線の名前を変更できます。256文字まで入力することができます。

グラフパターン

グラフ線のパターンを変更できます。細い線・普通の線・太い線・塗りつぶし・積み上げが選択できます。

ラインカラー

グラフ線の色を変更できます。カラーパレッドもしくは16進数などから選択できます。

各種項目を変更後に反映するためには[設定を反映]をクリックします。

監視プラグインのグラフ描画設定変更ではX-MONの再起動は必要ありません。

今回は例として以下のような変更を行い設定を反映します。

default_edit

30.2.3. グラフ描画の確認をする

すでに変更対象の監視プラグインが登録されていて、サービス単位でのグラフの設定が行われていないサービスのグラフや、新たに変更対象の監視プラグインで登録したサービスのグラフが、変更したグラフ描画設定でグラフが描画できていることを確認してください。

今回の例のPING監視のグラフ描画設定であれば、初期登録されているホストX-MONのPING監視サービスが以下のグラフ描画のように設定されます。

default_service_graph

30.2.4. 監視プラグインのグラフ描画設定を初期化したい場合

監視プラグインのグラフ描画設定を初期化する場合は対象の監視プラグインの[設定を初期化]をクリックしてください。

default_reset_before

初期化を行うことで以下の設定が変更されます。

  • 監視プラグインのグラフ描画設定が、X-MONインストール直後の状態に戻ります。

  • 対象の監視プラグインが登録されていて、サービス単体でグラフ描画設定が変更されていないサービスのグラフ描画設定が、X-MONインストール直後の状態に戻ります。

また、新たにグラフ描画設定を初期化した監視プラグインを指定して登録したサービスもX-MONインストール直後の状態が適用されます。

今回の例のPING監視のグラフ描画設定であれば、初期登録されているホストX-MONのPING監視サービスのグラフ描画設定が、X-MONインストール直後の状態が適用されています。

default_service_graph_reset

30.3. サービスのグラフ描画設定の変更

登録されているサービスのグラフ描画設定を変更する場合は[チューニング]を使用して変更を行います。

サービスのグラフ描画設定の変更画面は、グラフチューニング画面から[チューニング]をクリックします。

menu_tuned

30.3.1. 変更するサービスを選択する

サービスのグラフ描画設定の変更画面は、ホストを選択したのちにサービスを選択する必要があります。

まず、ホスト一覧から変更対象のサービスが登録されているホストを選択します。

ホスト一覧では検索欄から対象のホストを検索することができます。

対象のホストが見つかれば[サービスの選択へ]をクリックしてください。

tune_host

次にサービスの選択を行います。

サービス一覧もホスト一覧と同様に検索欄から対象のサービスを検索することができます。

サービス一覧ではグラフの描画有無などにより操作の列の表記が以下のように異なります。

  • [詳細へ]ボタンの表示
    • サービスのグラフが描画されており、グラフ描画設定の変更が行えます。

  • [グラフが生成されていません。]の表示
    • サービスのグラフが生成できる監視プラグインが登録されているが、グラフがまだ描画されていないサービスになります。

    • グラフの描画が行われた場合は、[詳細へ]ボタンに切り替わります。

  • [グラフ作成対象の監視コマンドではありません。]の表示
    • サービスにグラフ描画を行わない監視プラグインが登録されている場合に表示されます。

tune_service

30.3.2. サービスのグラフ描画設定を変更する

サービス一覧で[詳細へ]をクリックすることで対象のサービスのグラフ項目一覧が表示されます。

グラフ項目一覧では現在登録されているグラフの描画設定が表示されます。

サービスのグラフ描画設定を変更する場合は以下の項目が変更できます。

項目名

設定内容

グラフ項目名

グラフの線の名前を変更できます。256文字まで入力することができます。

グラフパターン

グラフ線のパターンを変更できます。細い線・普通の線・太い線・塗りつぶし・積み上げが選択できます。

ラインカラー

グラフ線の色を変更できます。カラーパレッドもしくは16進数などから選択できます。

各種項目を変更後に反映するためには[設定を反映]をクリックします。

サービスのグラフ描画設定の変更ではX-MONの再起動は必要ありません。

例として以下のように変更します。

tune_service_edit

30.3.3. サービスのグラフ描画を確認する

グラフ描画設定の反映ができたら、対象のサービスグラフが設定どおりに描画されていることを確認してください。

例として変更した場合、以下のように対象のサービスグラフのみ反映されています。

tune_service_graph

30.3.4. サービスのグラフ描画設定を初期化したい場合

変更したサービスのグラフ描画設定を初期化したい場合は、対象のサービスのグラフ項目一覧画面の[設定を初期化]をクリックします。

tune_service_reset

初期化時に監視プラグインのグラフ描画設定を設定しているかどうかで、初期化の処理が以下のように変わります。

[設定を初期化]をクリック時に、サービスに登録されている監視プラグインにグラフチューニングの[デフォルト値]からグラフ描画設定を変更していた場合、グラフチューニングの[デフォルト値]から登録していたグラフ描画設定に変更されます。

[設定を初期化]をクリック時に、サービスに登録されている監視プラグインにグラフチューニングの[デフォルト値]からグラフ描画設定を変更してない場合、監視プラグインのデフォルトのグラフ描画設定が反映されます。