35. 設定・監視状態確認マニュアル
本書はX-MONの設定・監視状態確認のリファレンスです。
そのため、基本的なOSやGUIの一般的な操作、用語などについては知識をご理解の上でお読みください。
また、X-MONの操作画面はお使いのOSやブラウザによって異なる場合がございます。
35.1. 設定・監視確認マネージャーについて
設定・監視確認マネージャーとは、X-MONの監視が正常に行われているかを検知するための機能です。
例えば長時間ダウンタイムが継続しているホストやサービス、アクティブチェックが無効にされているホストやサービスといったものを検出し、意図せず監視が行われていないホストやサービスがないかを簡単に確認することができます。
設定・監視確認は任意のタイミングで手動実行できますし、決められたタイミングで定期実行を行うこともできます。
35.2. 設定・監視確認マネージャーの画面構成
設定・監視確認マネージャーは3つのメニューに分かれています。
35.2.1. 確認結果一覧
設定・監視確認の結果が表示される画面です。
35.2.2. 設定・監視確認の実行
設定・監視確認を手動で実行するための画面です。
35.2.3. 定期確認設定の変更
設定・監視確認の定期実行設定を行うための設定画面です。
35.3. 設定・監視確認の確認項目
設定・監視確認マネージャーでは「設定・監視確認の実行」と「定期確認設定の変更」において以下の項目を検知するように設定できます。
DOWN, UNREACHABLEの障害ステータスが指定期間を超過して継続していないか
設定画面・監視詳細画面でアクティブチェックが無効になっていないか
設定画面・監視詳細画面でパッシブチェックが無効になっていないか
設定画面・監視詳細画面でエスカレーションが無効になっていないか
CRITICAL, UNKNOWNの障害ステータスが指定期間を超過して継続していないか
設定画面・監視詳細画面でアクティブチェックが無効になっていないか
設定画面・監視詳細画面でパッシブチェックが無効になっていないか
設定画面・監視詳細画面でエスカレーションが無効になっていないか
ホストが「検知を除外するエスカレーションコマンド」で設定した検知条件に該当するか
サービスが「検知を除外するエスカレーションコマンド」で設定した検知条件に該当するか
ホスト・サービスのダウンタイムが開始してからの経過時間が「検知する障害・ダウンタイム継続期間」で設定した期間を超過しているか
ホストやサービスのアクティブチェックが無効になっていないか
ホストやサービスのパッシブチェックが無効になっていないか
全体のエスカレーションが無効になっていないか
全体のパフォーマンスデータ処理が無効になっていないか
障害やダウンタイムの継続期間を1日から90日以上の範囲でそれぞれ指定することができます。
エスカレーションが全く登録されていない、または特定のエスカレーション条件で検知から除外する指定ができます。
35.4. 設定・監視確認の通知
設定・監視状況確認は、ホストやサービスが多い場合時間がかかるため、バックグラウンドで実行されます。
検知が完了した際に指定したユーザ、ユーザグループに対して完了メールを通知するように設定することができます。
35.5. 定期確認の周期と実行
設定・監視確認マネージャーでは「定期確認設定の変更」において設定・監視確認を定期的に実行するかどうかと、実行間隔を毎日もしくは毎週の何時に実行するかを指定することができます。
設定した周期で設定・監視確認が実行され、「確認結果一覧」にて結果を確認することができます。
35.6. 設定・監視状況確認の結果
「確認結果一覧」では定期実行と任意実行の結果が表示されます。各項目に対して設定条件に該当した項目が、赤文字で表示されます。
なお、「詳細画面へ」ボタンを選択すると、設定・監視状況確認の詳細な結果が表示され、どのホスト、サービスが設定条件に該当したかを確認することができます。
35.7. 設定・監視状況確認の結果の削除
設定・監視状況確認の結果は定期実行と任意実行でそれぞれ5件が保持され、5件を超えると古いものから自動で削除されます。
なお、「確認結果一覧」でチェックを入れた確認結果を「削除」ボタンを押すことですぐに削除することもできます。